著者:中央英語推進リーダーズ
ページ数:68

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誰にでもできるのに9割の先生たちが知らない
生徒をあっという間に惹きつける
超技の授業方法をここに大公開!!

はじめに
 
 結論から言おう。
多くの先生方は授業の準備に時間をかけすぎている。

しかもそのかけた分だけの時間が、効果となって表れない。あれだけ準備したのに生徒たちの力は一向に伸びていかない。つまらなそうに、退屈そうに授業を受けていて、思考も活発でなければ、行動もますます鈍くなるばかり。

「ほら、やってごらん」「どこがわからない?」
あんなに一生懸命準備をしたのに、いったい何だったんだ。授業が終わりため息をつきながら職員室へ戻り、そして別の授業へ向かうものの、その足取りは重いままである。

いったい何がいけないというのか?

「あの先生の授業つまらない」
言われなくたってわかっていることがわざわざ耳に入ってくるもんだから、ダメだとわかっていても腹を立てる。

「ちゃんと授業を受けなさい」「きちんとやりなさい」
むなしく声が響く。

わたしはよくこう言われる。
「先生の授業は楽しそうでいいですね。なんだか隣でやっているといいな~楽しそうでって思いますよ」

わたしの授業は確かに楽しい。盛り上がり、生徒も活発である。では授業でゲームをたくさんやっているのかというと、わたしはゲームはほとんどやらない。英語の時間にやるゲームやゲーム要素の強いアクティビティが好きではないのだ。
では、なぜ生徒たちが活発になり惹きつけられるような授業ができているのだろうか?発想を大きく変えなくてはいけない。

我々はしばし、どうしても上手に教えることとは、上手な講義をしたりわかりやすい説明をしたりすることだと混同しがちだ。これが私たちや生徒の親、そしてその子供、もっと広く考えると多くの日本国民が、頭の奥底に植え付けている古い考え方だ。

確かに、上手な講義をしたりわかりやすい説明をしたりすることはとても大切なスキルである。しかし、週に4時間もある英語で毎回毎回講義や説明をしていたって力なんかつかないし、授業が成り立たない(今それで成り立っているとすると、それは相当すごいことである。ピカ一の口をもっているか、学校が平和すぎる証だろう)。

ここまで書くと、なんだアクティブラーニングかと思う方は多いだろう。察しがいい。しかし、わたしはアクティブラーニングではダメだと思っている。なぜか、それはアクティブラーニングの手法は準備をするのに手間がかかりすぎるということだ。アクティブラーニングが広がり始めたときにはとても新しい手法のように紹介されたところも多かっただろうが、なにがいけないって準備に時間がとられてしまいすぎることだ。パソコンで資料を作ったり、パワーポイントを作ったりなど、結局ほとんどが消えてなくなってしまうため手元に残るものが少ないと考えるのであれば、苦労して作ったプリントの方がよっぽどいい。手元に残るからテスト前にでも勉強に使えるではないか!

わたしは準備の手間を減らすこともとても重要な要素の一つだと考えている。手間が減り、そして生徒が惹かれる授業をするために、わたしたちがするべきことはひとつ。生徒をアクティブラーナーに育成することである。

なんだなんだそっちの方が大変そうじゃないかと言われそうだが、そんなことはない。この本には難しそうなハードルを越えるノウハウを詰め込んであるから安心してほしい。この方法を少し続けるだけで、プリントとプリントを作る時間に別れを告げよう。
この本を読み終えた翌日から教科書を持っていけば授業ができるようになってくるだろう。

さあ、いよいよこの本を読み、今まで苦労をしてきた自分に「よくがんばったね」と伝えてあげよう。

 この本を読み、実践することで読者の皆様の仕事が少しでも楽になり、授業をすることが以前よりも楽しくなるように、願いを込めて。

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