著者:荘司英彦
ページ数:54

¥300¥0

本の売り上げはすべて育英会に寄付いたします。
自分の知識を本にして、読んでいただき、その売り上げは親を亡くした子供たちの学費や寮費にあてられます。それによって、将来の日本を担う子供達を育てるのです。自分だけの利益ではなく、日本の国益があがるようにちっぽけな活動をする、自分のことだけではなく、世界が幸せになる活動をしてみる、そろそろ日本にもそういう文化が根付いてくれないかという思いもこめて、恥ずかしながら出版することにいたしました。この小さな行動とこの本を購入してくれた人たちの善意が巡り巡って社会を幸せにする、そのことは、きっと最終的に自分に戻ってくる、こんな幸せな活動は、みんなももっともっとした方がいまよりもっと幸せになれる気がするのです。

【はじめに】

今回、「健康不安」というテーマにフォーカスをあてて書きました。

健康不安をテーマとして本にまとめた理由は一つ。健康不安をコントロールすることが、実は健康をコントロールすることにつながるからです。ひいては自分の命が助かることにつながります。ある年齢になったとき、お天気の次に話題にでてくるのが健康のことです。ゴルフのハーフが終わった時に、いつも飲んでいるビールから焼酎に変えた友人が

「俺、こないだ尿酸値がひっかかってしまってビールやめたんだ」

薬の飲み過ぎを子供に指摘された老夫婦が
「病院にいって先生に薬を減らしたいっていいたいけど、なんとなく減らすのが怖くて・・・」

そのほか、
「こないだできた評判のいいクリニックに移りたいけど、今通っている先生になんていわれるか不安で変えられない・・・」
・・・などいろいろあります。

でも、結局、これらは「何かを変えたことによって、今までうまくいっていたものが、うまくいかなくなったらどうしよう」という考えがあるから、ブレーキがかかってしまうのです。日本人の多くがこのように考えるのではないでしょうか?

●日本は、健康に関して不安情報社会。

日本は、不安情報社会です。

皆さんが感じているように、日本はとても豊かな国です。生きる上で必要なものは、生まれた瞬間から周りにそろっているし、持っています。ご飯は食べられるし、家もあるし、今ならスマホもあるし、最低限の生活はみんなできています。

それと同じように近所には様々なクリニックがひしめき、病院は都内にはいくつもあります。病気に関しても予防するよりも「病気になってからかかればいいや」という感覚がどうしても心の奥にあります。

ところが、全員がそれで満足してしまうと経済が回らなくなります。今、日本の医療費は約40兆円です。このお金はどこが財源かというと、皆さんの税金からでています。

日本の社会がそんな状況なのに、
「あなたにはこんな病気が隠れていますよ」
「このままだと老後にこんな病気になりますよ」
みたいに、わざわざ不安をあおるようなテレビ番組も多いです。

テレビの影響って良くも悪くも非常に大きいのです。一時期、ある製薬会社がうつ病の薬を売ろうとして、
「うつ病は心の風邪です」というキャッチフレーズが流行りました。風邪の時に風邪薬を処方するようにうつ病の薬を売るためでした。ちなみに風邪のときも風邪クスリを飲んでも治りません。

ともかく、製薬会社としては不安をあおって病院を受診させ、医者がうつ病の薬を処方して、一度内服を開始したら最後。一生飲ませ続ける作戦でした。そういうキャンペーンがたくさん行われた結果、日本国民を病気に対する情報弱者にしてきました。

それと同時に、「お医者さんのいうことは絶対服従」という物言わぬ子羊たちをたくさん作ってきたわけです。結局は、自分の命を左右する場面でも、医者の思うように選択してしまう患者さんが後を絶たないのです。

●不安を利用され薬漬けにされる患者の脳。

この洗脳された脳である限り、患者さんたちは過去の延長線上の選択をすることになります。つまり、同じことを繰り返し、決して本当の治癒に向かわない道です。そしてその結果、悔やみながら人生の最後を迎えることになります。

ここで必要なことは、「脳の設定を変える事」です。

まずは正しい知識を仕入れて、それから正しい行動ができるようになるように脳の設定を変える必要があります。

では、どのようにしてこの脳の設定を変えられるのか?

本書を最後まで読んでもらえば、きっとあなたの脳の設定は変わっているでしょう。

【目次】

まえがき
1.うまくいかない患者の4つの特徴
2.診療計画書を捨てろ!街へ出よ!
3.治療の多様性を受け止める。
4.ジェットコースターは楽しい
5.不安に支配される患者さん
6.不安だから絶対的治療法を求め、絶対的治療法を求めてさらに不安になる
7.恐怖と不安で支配してくる病院と医者
8.質問の多い患者は治らない。
9.自分の治療法を他人に求める愚かさ
10.自分にはそこまで価値がない
11.正しい治療は本当は正しくないことを知ろう
12.感情に向き合っても何も産まれない
13.自分で選び、自分で自分の設定を変えよう
14.不安とうまく付き合う方法
15.不安を想像力に変える
16.嫌われるのを怖がっていないか?
17.捨てるべきもの
18.固いものは壊れやすい?
19.病気と争うような感覚はいらない
20.治療は最初で決まる
21.自分の治療法の選択は否定される??
22.動的平衡性
23.空(くう)
24.未知だから不安、不安は楽しい
あとがき

【著者について】

荘司 英彦(しょうじ ひでひこ)
1974年生まれ。脳神経外科医。

秋田大学医学部卒業後、くも膜下出血や脳梗塞といった緊急の脳疾患を専門として、都内を中心とした多くの病院に勤務。その診療経験をもとに、「病気になる前にやれることがある」を信条に2016年医療コンシェルジュという新たな医療分野を確立し、心や患者のライフスタイルをサポートする活動を行う。現在は、設定図を用いたVRの臨床適応によるアルツハイマー病治療への有効性の実験や、設定医療の普及活動を行っている。

主な著書に「アルツハイマー型認知症の予防理論」「アンチエイジング最前線」「世界の医療事情」などがある。いずれもニューロサイエンス文庫

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