著者:貝谷 久宣
ページ数:131

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突然、激しい動悸などの発作と強い不安に襲われるパニック障害と、
強いストレスが原因で起きるPTSDの治療法を丁寧に解説。

●パニック症は、突然、理由もなく、強い不安や恐怖をともなうパニック発作におそわれる病気です。
体の病気ではないのに動悸、めまい、呼吸困難など激しい身体症状もあらわれ、
心と体の両面のトラブルで日常生活にも支障をきたすようになります。

この本では、パニック症の症状と治療についてわかりやすく解説します。
また、以前はパニック症の一部とされていた広場恐怖症についても解説します。
広場恐怖症は、不安のため電車に乗れなくなったり、一人で外出できなくなったりする病気です。

●PTSDは、災害や事故など、生死にかかわるような大きなストレスを受けることで、
不安、不眠、パニック症状、フラッシュバックなどが起こる病気です。

●これらの病気はいずれも、早期発見と早期治療が大切で、
薬物療法(抗不安薬や抗うつ薬)と精神療法(行動療法)を正しく行えば、回復が可能です。
豊富なイラストとコンパクトな文章でまとめた読みやすい1冊です。

貝谷 久宣(かいやひさのぶ):赤坂クリニック理事長 パニック障害研究センター所長。1943年名古屋生まれ。
1968年名古屋市立大学医学部卒業。マックス・プランク精神医学研究所(ミュンヘン)留学。
岐阜大学医学部助教授・岐阜大学客員教授・自衛隊中央病院神経科部長を歴任。
1993年なごやメンタルクリニックを開院。
1997年不安・抑うつ臨床研究会設立代表。
医療法人 和楽会 なごやメンタルクリニック理事長。米国精神医学会海外特別会員。
国際学術雑誌『CNS Drugs』編集委員。日本におけるパニック症の治療と研究のパイオニア。
主な編著書『新版 不安・恐怖症?パニック障害の克服』(講談社健康ライブラリー)、
『脳内不安物質』(講談社ブルーバックス)、『「対人恐怖』『社会不安障害のすべてがわかる本』(以上、講談社)、
『「パニック障害の理解と看護?患者とその家族のために』(医薬ジャーナル社 )、『気まぐれ「うつ」病』(ちくま新書) 他多数。

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