【無料で読める】親だからできるプログラミング教育: 調べ学習をネットで公開できれば十分

2020年からプログラミング教育が義務教育に含まれるようになります。
政府の目指すプログラミング教育は、特定のプログラミング言語でプログラムを書けるようになることではありません。
コンピュータが普及した社会で、わからないことを自分で調べ、問題を解決していける。
そんなこどもを育てることを目的としているようです。

ソフトウェア開発に携わっていると、プログラミングだけでなくプロジェクトマネジメントという言葉に出会います。
プログラミング教育には、コンピュータプログラミングができるという意味より、プロジェクトマネジメントや問題解決ができるリーダーを育てるという意味合いが強そうだと感じました。

コンピュータが普及した社会で、わからないことを自分で調べ、問題を解決していける。
そのためにはどんなことをこどもに教え、経験させたらよいのか？
考えた結果たどりついたのは、調べ学習をネットで公開できるようにすることでした。

これからの社会、コンピュータやインターネットが使えることは必須です。
では、どの程度使えればよいかというと、少なくとも自分の考えを発表し、他の人と議論できるレベルだと思います。
そしてプロジェクトマネジメントや問題解決に必要となってくるのは、自分で調べて応用する力です。
自分で調べるのに調べ学習はもってこいです。

プロジェクトマネジメントや問題解決、調べ学習にしても、集団での学校教育よりは家庭での個別教育の方が向いています。
この本は、プログラミング教育に興味はあるけれど何をしたらよいかわからない、そんな親御さんを対象に書きました。
内容は主に、
プロジェクトマネジメントや問題解決とは何か？
調べ学習とは何か？インターネットを使う上での注意点は何か？
こどもにどう教えたらよいか？
について書きました。