著者:吹田 智章
ページ数:259

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現代社会で必要不可欠な「暗号」についてやさしく、わかりやすく解説!!
暗号は、情報の秘匿のみならず保護や認証といった目的のための現代生活に欠くことのできないキーテクノロジーです。
今後も応用分野が広がる電子暗号技術はデジタル技術と数学的処理により成り立っていますが、その仕組みを理解するのは難しいものがあります。
本書は、エピソードを交えながら、古典的暗号から電子暗号まで、暗号が現代生活にどのように利用されているか、意外なところで活躍している暗号や、その仕組みを分かりやすく紹介します。

第1部「黎明期の暗号とその分類」では暗号とは、そして過去の暗号法を分類して紹介。
第2部「近代暗号と暗号機械の誕生」では試行錯誤から生まれた様々な暗号機械の登場と戦後までを振り返ってみた。
また、ここでは過去に利用された多項式暗号の実際の解読方法の例を紹介する。
第3部「エレクトロニクスと暗号技術」ではエレクトロニクスと暗号のかかわりを紹介。
第4部「サイバー時代の暗号技術」では今、主流となっている暗号のアルゴリズムやそれを取り囲む話題などを紹介。
仮想通貨のブロックチェーンやそのベースのひとつハッシュ値、いまや暗号存続の脅威となっている量子コンピュータについてもその仕組みを解説する。

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