ドイツ人と日本人、似てるの？違うの？: ドイツ人との仕事・生活での付き合い方ドイツ人と日本人の国民気質の違いを様々な視点から比較

内容紹介
ドイツ人と交流がある、あるいは、これからドイツで生活や仕事を始める方に、ドイツ人気質の紹介です。私自身がドイツに移転した際に、こんな本があったら役に立ったかな、という視点でまとめてみました。　ある人の言動は、いわゆる典型的な国民気質のみならず、性格、教育、人生経験、その時のライフステージなどなど多くの要素に影響されます。人々の表面にあらわれてくる言動をすべて、国民気質としてとらえることはできません。とはいえ、やはり、大きな傾向としての国民気質は存在し、それが個々人の言動に大きく影響を与えています。国民気質を、ひとまとめにくくるのは難しいので、いろいろな視点に分解して見ていきます。例えば、約束についての概念、個人主義と集団の和、リーダーシップには何が求められるのか、意志疎通の仕方、などなど視点を設定して、考察します。国民気質とは、どれが正解と言うものではありません。ある国民が、別の国民に比べて、ある点においての傾向が強いのか、弱いのか、という、「比較的な」ことだと思います。アジア、アメリカ、ヨーロッパの三大陸で、２０年以上仕事をし、その内１０年ほどをドイツにて仕事をしてきた著者の視点から、ドイツ人の国民気質を、日本人と比較した上でご紹介していきます。特に仕事をしていく上で、知っておくとよいと思われることを念頭に、筆者の経験を踏まえて考察します。これからドイツ人と交流のある方、ドイツにて生活、仕事をしていく方に、役に立つ指針となればと思います。

著者紹介
インターカルチャー・コンサルタント。東京大学法学部卒。アメリカとドイツの一流企業にてキャリアを積む。キャリア歴２０年超の半分以上をアメリカとドイツ本社にて勤務。若いころより異文化の橋渡しに関わることに興味があり、住んだその土地の人々との交流を大切にする。仕事を通じて、世界中の異なる人種の人々と協働、交渉、あるいは組織をリードするなどの経験を積み重ねる。私生活では、ドイツ人の妻や地域の人々との交流を通じ、よりミクロな視点での異文化経験を日々、重ねている道中。妻と子供の三人で、南ドイツ在住。