著者:上宮 将徳
ページ数:307

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エリート学生の就業先は傭兵団の事務長だった。最底辺の職業とされる傭兵団の運営を立て直すことはできるのか! ?

「傭兵」それは、勇ましい呼称と裏腹に、
この時代において最底辺とされる職業である。
王立大学院の学生ウィラード・シャマリは、順調にエリート街道を歩んでいた。
しかしある日、伯父である傭兵団長ガイアスバインに、
事務長の代わりをしてほしいと頼まれる。
義理と進路との狭間で悩み、王立大学院を休学して、傭兵となることを決意したウィラード。
しかし、いざ仕事にとりかかろうとしても、エリートに向けられる傭兵たちの目は厳しかった。
「お前らが毎日パンと肉を食えるようにしてやる」
大勢の前で大見得を切るウィラードだったが、
団の運営は想像した以上にいいかげんだった。
幼馴染で妹分のイルミナ、万夫不当の勇者ティラガ、旅の途中で知り合った少年ジュラス。
数少ない仲間の協力のもと、ウィラードは悪戦苦闘しつつも、
仕事の割り当てや食糧の確保、団員の教育などに取り組んでいくことになる。

上宮 将徳(うえのみやまさのり):関西地方在住。本作にてデビュー。

望月 朔(もちづきさく):愛知県在住のイラストレーター。
ライトノベルやゲーム関連の作画を中心に活躍中。

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