【無料で読める】聖なる力とムドラ瞑想: まごころは神さまとともに育てる

進化系の「内的脳環境」を生体反射のしくみで創るムドラ瞑想は、自分の意志で脳を発達・心の意思と認識力を高める、注目の瞑想法です。
心と身体に必要なムドラ瞑想法で、日々の暮らしから人間力を高めて幸せ力をあげてもらえると嬉しいです。

以下内容紹介：
まえがきより
ムドラという言葉を知る人はあまりいないと思います。
少なくとも本書にご興味をお持ちいただいた、少数の人々はご存知かと思いますが、はじめての方々へ簡単に説明します。ムドラとは、古代サンスクリット語で直訳すると「印」「印影」となりますが、言葉は伝える事がらの本質にあった説明を必要とします。

心身の癒しと成長を目的としますので、解剖生理学からの視点となる言葉で表現します。それは、身体と心が互いに反応しあう生体での自律的な反射のしくみをいいますので「反射」というのがこの場合の訳になります。
ムドラ瞑想はこの生体反射のしくみを使い、自己の意思で心や身体の内部環境を整えて、心の癒しと成長や霊的進化を促すのが目的です。

このしくみは、まるで創造主が予めセッティングされた自然法則のように巧妙で絶対的な自然の摂理を人間にも宿しているといえます。

本書では先人たちによって発見された１０８種類のムドラから４８種類を収録しています。それぞれのムドラの特性を活用した瞑想法の解説をしています。できる限り専門用語を使わないようにしましたが、必要な際は説明を加えています。

第一章は、私たちはどこから来て、どこへ向かっているのか？という疑問から欲求を通して様々な視点で洞察し、人間存在の意義を考え、現在の状態を正しく知るために人生をどのように生きるべきなのか、という道を探求します。
そしてそれは我々が、どのようなしくみの中で存在しているのかを書きました。その上で、瞑想本来の目的を明確に書いています。

第二章では、五本の指には自然界の五元素の地水火風空のエネルギーエレメントが宿っており、それぞれに対応した簡単な瞑想法を取り入れ、ムドラ瞑想の効果をより高くする準備段階にしました。
●心配事や不安など・・・親指
●差し迫る危険や苦痛に対する恐れ・・・人差し指
●怒りからの解放・・・中指
●悲しみなど悲哀からの解放・・・薬指
●コミュニケーション能力アップ・・・小指
これらはとても簡単な方法なので、初めての人でもすぐに使える瞑想法といえます。
まずはエネルギーの感知力をアップすることを目標に、気軽に初めてほしいものです。

ムドラのしくみはとてもシンプル：
大脳新皮質系の自己意識が、大脳辺縁系の自我意識の心を癒しながら成長させるための、潜在意識が内在する脳幹と手指の刺激が反射的に反応する生体のしくみを利用して、自己が認識する自我の領域を拡大していくものです。

その結果、心のあり方が変化して世界感が拡がっていくことを体験します。
瞑想は、欲望を抑えるためだけにあるのではなく、いついかなる時でも平安で落ち着きがある豊かな気持ちになれるような感覚を磨きます。

心が成長していくことで、肉体を持ちながら本来の魂の状態へ戻るためにあります。ムドラは、瞑想の質を高めるために古来から発見されて、時代とともに発展してきました。
本書のタイトル「聖なる力とムドラ瞑想」は、心を自発的に律し成長させるための、身体と心に宿る自然法則という聖なる力のしくみを活用した瞑想法のガイドブックとなります。

皆さんの心がどんな時でも平穏でいられることを可能にし、あらゆる人たちを心から大切に思うことができる真の心になるには、聖なる力という自然の法則を活用すること以外に道はありません。

第三章では、主な目的をサポートするムドラをご紹介します。
◆ 日常の問題を解決するためのムドラ
◆ 過去を受け入れる為のムドラ
◆ 人間関係を改善するためのムドラ
◆ 未来を計画実現するためのムドラ
◆ 神とつながるためのムドラ
◆ エネルギーチャージに役立つムドラ

第四章では、本書のメインとなる章です。心に真心が育まれてひとつの魂へ成長する、四八のムドラ瞑想法を詳しくご紹介します。

それぞれのムドラ瞑想法のタイトルを、目標となるアファメーションを添えました。
例えば、
●相対性を手放し、真の美しき統合された魂へ・・・クンダリーニムドラ瞑想
●荒ぶる自我意識を本質へセンターリングする・・・ルドラムドラ瞑想
●不快な感情を手放し、心地よい新世界を生み出す・・・サッチムドラ瞑想
といった感じです。
是非、目次もご活用ください。

皆さんが、より豊かな人生を過ごすことができる心へ成長していただけることを心から願うとともに、本書の収益は、まごころ教育研究家として老若男女を問わずに、自分も周囲の人たちも一緒に幸せに生きる力の育て方を多くの人々へ伝える活動を続ける助けにさせていただきます。

令和元年九月　　まごころ教育研究家　長﨑 正広

著者について：
長崎 正広
12歳ごろからヨガの教義にふれる機会があり、真理探究に目覚める。
古代インドの六派哲学や西アジア 古代イスラエルの教え 真正カバラを学び、日々の生活で実践している。
若いころから人の意識について感心を持ち、ヨガや自然信仰と自然法則の関係性などを研究してきた。
ヨガ教師として、約20年ムドラ瞑想法の個別指導をしてきました。
インド伝統ヨガ 南インドクヌールのVinod Kumar に師事。
NPO法人 ヒトの教育の会 会員とし、幼児期における人間教育の重要性を、子育て講座などで伝えている。
福岡市内にて、ソウル クレンジング サロンOM５（美容室＆ヒーリング）を経営しながら、まごころ教育研究家として、人が幸せに生きる力を育むための様々な方法で伝え続けている。