【無料で読める】ForActorsインタビュー集 「芸能事務所社長 大場靖子」 ForActors books

ForActorsはYouTubeのコンテンツで、「芝居」に関する様々なゲストに登場していただき、インタビュー形式で色んな観点からお話をしていただく「役者向けの教科書」です。
本書はその動画コンテンツをテキスト化し、再編集したものを書籍化しました。
ForActors booksの第3号は芸能事務所社長の大場靖子さんです。

~まえがきより~
大場さんにコンタクトを取ったのは、当時YouTubeチャンネルの番組を制作していて、そこにゲストとして出演してもらえる方を探していました。
そこでふと、もしかしたら芸能事務所を経営しながら役者もしている方がいるのではないか、と思いついてネットサーフィンをしていたところ、オフィスチャープのサイトを見つけました。
どうして事務所経営をしながら役者をしているゲストを探していたか？この大場さんのコンテンツを公開していた2016年当時、２つ以上掛け持ちで仕事をすることは一般的ではありませんでした。役者業のみで食べれている人はほんの一握りで、「食べれなければバイト」という選択肢が大多数。
なぜ「お芝居をする」という特殊な技能を持ちながら、貧しい方に行ってしまうのか？これは僕が仕事を始めた頃からの疑問でした。もちろんいろんなバイトをすることで、経験が役者業に活きることは理解できます。
しかし社会である程度の地位を築き上げる年齢、例えば30代から40代に差し掛かるころ、まだアルバイトをしている人は多くいます。もちろん個人の自由です。
しかし、もう少し工夫できないのかとも感じていました。
その後、政府が「副業・兼業」を推進する時代が到来し、サラリーマンも仕事を掛け持つことが当たり前になりました。大場さんはいち早くこの役者と事務所経営の「兼業」に取り組み、時間をかけながら悪戦苦闘された経験のお話をしていただきました。
今やお金の稼ぎ方には様々な方法があります。「職業は１つでなけれなばならない」という終身雇用の時代はとうに終わり、新しい時代に向けた仕事の取り組み方が必要です。
大場さんがいち早く取り組んだこの役者として食べていくための「兼業」について、何かのお役に立てたら幸いです。

ゲスト
大場 靖子
1967年生まれ。千葉県出身。
1997年に芸能プロダクション「オフィスチャープ」を立ち上げ、現在「株式会社オフィスチャープ」代表取締役。
現在も、役者として活動しながら、外画の日本語吹替えやナレーションのディレクターや講師を務めている。

所属事務所プロフィール
https://www.offi ce-chirp.com/talent5/ooba
「オフィスチャープ」オフィシャルサイト
https://www.offi ce-chirp.com

　
ディレクター
岩松正浩
1981年生まれ。長崎県出身。映像ディレクター。大学在学中より映画の現場から活動を開始。映画やテレビドラマの助監督として活動後、現在はクリエイターとして映像を中心に活動。

YouTubeチャンネル内「ForActors」
https://www.youtube.com/user/happyfilms2003

問い合わせ先：ストロボファクトリー

東京の映像制作会社