著者:長谷部 浩平
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全中飛車が泣いた!
いまや振り飛車の主力戦法となった中飛車。
後手のゴキゲン中飛車に対しては超速が有力ですが、玉が薄く勝ち切るのは難しい。
ましてやそれより一手早い先手中飛車はさらに優秀で、プロ間でも様々な対策が試されている現状です。
とにかく手ごわい中飛車。
しかし!もしここに後手中飛車に対しても先手中飛車に対しても、そして中飛車側がどんな作戦で来ても全く同じ手順で戦うことができ、しかも勝てる戦法があるとしたらどうでしょうか?
そんな夢のような戦法が本書で解説されている一直線穴熊なのです。
この戦法を選ぶメリットは3つあります。
(1)駒組み手順が常に同じ
(2)自分が望めばこの戦型に持ち込める
(3)勝ちやすい
時間の短いネット将棋やアマ大会で使う上で、これほど魅力的な戦法はありません。
仕掛けからは繊細な手順を求められますが、そこは本書に記されている長谷部四段の深い研究がすべてカバーしてくれています。
結論として、すべての変化において一直線穴熊は互角以上に戦えます。
中飛車にされるだけでうんざりする日々にさようなら。
この1冊で全中飛車をカモにできます。
●目次
第1章 先手一直線穴熊
第2章 後手一直線穴熊
●著者
長谷部浩平(はせべ・こうへい)
1994年生まれ。2018年4月プロデビュー。
81年ぶりの栃木県出身棋士。大平武洋六段門下で升田幸三実力制第四代名人の孫弟子のさらに弟子にあたる。
力戦をいとわない居飛車党で、初参加の第60期王位戦で予選を勝ち抜き挑戦者決定リーグ入りを果たすなど、今後の活躍が期待される若手棋士。
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