著者:鶴見恵子
ページ数:65

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この本は、ちょっとしんどい毎日が、見方を変えるとうまくいくことを、棚田のてっぺんで、未来循環型の暮らしを実践するつるちゃんの視点から書いた本です。見方を変えると、小さなしあわせは周りにたくさんあふれていることに気づきます。

まえがきより
20年前に始めたとき、私の循環する暮らしは希望に満ち満ちていましたが、始めてみれば、外側から想像していたよりも困難なことが次々にやってきました。街の暮らしでは想像もつかないようなことがやってきて、気持ちが落ち込むこともありました。

そんなときに、「逆転の発想」をしたらどうだろうかと、考え方や見方を変えるようにしました。そうすると不思議なことに、起こっていることは同じなのに、見え方が変わり、気持ちがとても楽になることに気づきました。

 ほら、オセロゲームをしているときに、最後の一手を打ったら、それまで黒・黒・黒だったオセロの駒が、みんないっぺんに白にひっくり返るようなものです。
 これって、すごい!! 魔法のようだ!!と、その威力に驚かされました。
 それ以来、この発想のしかたは、「オセロの発想」として、私の必須アイテムになりました。

困難の渦中にあるときには、頭の中は、そのことで埋め尽くされて、逃げ道がないように追い詰められていきます。そして、心が塞がった感じになり、逃げ道のない考えが、頭の中をぐるぐると駆け巡ります。
 
 でも、不思議なことに、見方を変えると、頭の中を占めていた不安がスッと引いて、「大丈夫、安心だから」という気持ちに変わります。
それは本当に一瞬のことです。
そんな見方ができるようになって、小さな幸せを見つけられる自分になりました。そして小さな幸せは、幾つも、周りに転がっていました。

 ちょっとしんどい毎日が、小さな幸せで満たされるとき、「今日に満足し、明日を楽しみに待つ生活」が自然に実現していると思います。

この本に、あなたにとっての「ちょっとしんどいこと」が、見方を変えることによって、小さな幸せに変わるヒントになることがあれば幸いです。

目次

はじめに

第一章 「オセロの発想」の舞台へ

 ・長谷川熊吉さんの炭焼き窯を訪ねる
 ・千葉県で、千年の森の活動が始まる
 ・愛媛への転居、思いがけない場所に出会って
 ・未来循環型自給をめざす暮らしって?
 ・私たちがめざす暮らしは21世紀の最先端

第二章 見方を変える

 ・そうだ、私がアイガモになったらいいじゃない?
 ・現実を受け入れることも必要
 ・緑の黒髪の香りってどんなのかしら?
 ・湧水をためるマスに愛と感謝の文字を入れる

第三章 「生きる」ということ

 ・弟の不登校と、決して自殺はしないという決心
 ・大腸がんの疑い
 ・母の大腸がんと闘病ののちの死 
 ・左乳がんを発症後、マクロビオティックの学びへ
 ・再度の乳がんと、いのちをつないで生きる

第4章 小さな幸せの見つけ方

 ・森からの笑い声
 ・ただ、気持ちに寄り添ったらよかっただけ
 ・観音様を描く画家のお見送り
 ・野草の宝庫
 ・私の周りにある小さな幸せを探してみました

おわりに

【著者プロフィール】

鶴見恵子(つるみけいこ)
(株)森と暮らし舎 代表、ライフオーガナイザー、エピローグコンサルタント
大学卒業後、知的障害特別支援学校勤務26年。2001年に棚田に転居して、未来循環型の暮らしを始める。
棚田や森のボランティア、自然体験教室のことを2004年に新聞で2010年に雑誌へエッセイとして掲載。
2010年、紀伊国屋書店から5巻のDVDを出す。2012年から部屋の片づけやこころの片づけをサポートする仕事を、2018年からエピローグコンサルタントとして終活を今に生きるにつなげる仕事をしている。

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