著者:キシヤマ
ページ数:62
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本書を手に取っていただいたということは、あなたは、何らかの理由で「公務員を退職したい」と考えているのではないかと思います。
「いつか辞めたいなあ」から「もう決意した!」まで程度の差はあるかと思いますが、「実際に辞めるとしたら、どうすればいいのだろう?」という気持ちで、本書に辿り着いたのではないでしょうか。
もしそうであれば、実体験を詳細にまとめたこの本は、あなたのお役に立てると思います。
■目次
はじめに
第0章 「公務員をやめるぞ!」その決意が第一歩
1 まずは覚悟を決めよう
2 退職時期
(1)退職の時期はいつでもいい?
(2)年度途中の退職ってやっぱり迷惑?
(3)賞与・ボーナスへの影響は?
第1章 「公務員をやめます!」の伝え方
1 上司への伝え方
(1)上司には、何ヶ月前までに言うべき?
(2)退職希望日まで日数が少ない……すぐにやめるのは無理?
(3)上司にはどうやって声をかけよう?
(4)上司とはどこで話そう?
(5)上司にはどういう伝え方をすべき?
(6)退職理由は正直に伝えるべき? 嘘はバレる?
(7)上司からの引き止めは、どの程度?
(8)退職を拒否されることはある?
(9)部下の退職は上司の人事評価に影響するのか?
(10)退職までに余った年次有給休暇は消化できるの?
2 先輩・同僚への伝え方
(1)先輩・同僚にはいつ伝える?
(2)仲のいい人には先に伝えてよい?
(参考)家族への伝え方
第2章 公務員退職に向けた各種手続き
1 提出した書類一覧
2 退職願
3 退職手当
(1)提出書類
(2)退職手当の計算方法は?
4 共済組合
5 健康保険
(1)再就職先の健康保険に加入できる場合
(2)家族が加入している健康保険の被扶養者になる場合
(3)任意継続組合員になる場合
(4)国民健康保険に加入する場合
(5)再就職しない場合、国民健康保険に加入すべき? それとも任意継続組合員になるのが得?
6 職員労働組合
第3章 いよいよ退職日当日!
1 挨拶回り
(1)挨拶回りのタイミングは?
(2)挨拶しに行くのはどの範囲まで?
(3)お菓子は用意するべき?
2 最終引継ぎ
3 辞令交付・課内挨拶
第4章 退職後の手続き
1 職員証等の返却
2 国民年金
3 生命保険
4 財形貯蓄
さいごに
奥付
■本書を作成した経緯
キシヤマは、元県庁職員です。
大学卒業後に入庁し6年3ヶ月勤めましたが、訳あって退職しました。
(辞めた理由自体は本書のメインテーマではありませんので、「さいごに」で触れています)
公務員を辞めたことについて、周りからは色々言われましたが、一番多かった言葉はやはり「もったいない」でしょうか。
しかし辞めた今は、本当に清々しく楽しい気持ちで毎日を過ごしています!
退職するにあたっては、元公務員の方々が作成したホームページやブログを拝見し、どのように手続きを進めるべきか、参考にさせてもらいました。
退職に関することは周りの人には相談しにくいですし、経験者もなかなかいませんよね。
インターネットが使える時代で、本当にありがたいなあと思っていました。
しかし、実際に手続きを進めていくと、「こういうときはどうしたらいいのだろう?」という疑問や、「もっとうまくできたなあ」という思いが出てきました。
また、退職の手続きは「辞めます!」と言って終わりではなく、むしろそこからがスタートです。
退職手当や医療保険、挨拶回り、そして退職後に行うべき手続きもあります。
そのため、退職に係る手続きの一部分だけをピックアップしたものではなく、すべての流れを総覧できるガイドブックのようなものがあれば、これから退職を考えている人の役に立つのではないか。
そんな思いで、本書を執筆しました。
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