著者:伊藤 潔人 (著)
ページ数:199
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Pythonに関する情報が、この数年で随分と増えました。書籍も次々と出版されています。普段はVBAをお使いのみなさんの中にも、Pythonが気になっている方が、いることでしょう。
本書は、Windows環境でVBAを使っている方に、Pythonの基本中の基本を知っていただくための超入門書です。
### 環境
以下の環境をベースに記述しています。
64ビット版 Windows 10
32ビット版 Python 3.8.3
### Python入門書の序盤はさまざま
情報が増える一方で、困った現象も起きていると私は感じています。巷にあふれるPython入門書で、最初のほうに行う操作が、書籍によって随分と異なるのです。
VBAの場合、どの本であっても序盤で行う操作は、実はそれほど変わりません。[開発]タブを表示して、Visual Basic Editorを起動する操作が、おおむね前半に行われます。
これに対してPython入門書の、特に序盤は、実にさまざまです。
ある本では、公式サイトからインストールしているのに、別の本ではAnacondaという名前のサイトからインストールすることになっている。
ある本ではコマンドプロンプトからPythonを起動しているのに、別の本ではPowerShellから起動している。コマンドプロンプトやPowerShellを使っていない書籍もある。
ある本ではVisual Studio Codeをインストールする操作があるのに、別の本ではAtomをインストールしている。そういったテキストエディターのインストールを行っていない場合もある。
Pythonが気になっているけれど、一体どのやり方がいいのか、Pythonをまったく触ったことのない方には、なかなか判断できないのではないかと、私は危惧しています。
### Pythonを始めるスイッチ
ヒトは何か新しいことを始めるときに、できれば損をしたくない、できる限り最短距離を進みたい、どうせなら長い間使える方法で最初から始めたい、といった気持ちになるものです。
Pythonについても、同じ気持ちになっている方が、少なからずいらっしゃるように感じています。Pythonが気になり、ちょっとやってみたいのに、どの方法が損失が少なく済むのかが判断できないために、Pythonを始めるスイッチを押せなくなっている方が、いらっしゃるように思います。
本書は、そのようなVBAの経験がありPythonが気になっているけれど、躊躇している方に向けて、Pythonの基本をVBAと比較しながら解説する超入門書です。
### 本書で扱っていない項目
WindowsパソコンでVBAの経験がある方に特化した超入門書であるため、本書では以下のような項目は扱っていません。
+ 関数定義
+ 例外処理
+ タプル
+ 辞書・ディクショナリ
+ 集合・セット
+ ファイル出力
+ クラス
## 目次 ####
chapter 0. はじめに
chapter 1. Pythonをインストールしよう
シリーズ一覧
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