著者:川俣 晶
ページ数:71

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 かつてTurbo Pascalのヘビーユーザーであった筆者は「Pascalの本を書こう」と決意した。だが、書き始めて驚くべき事に気付いた。ネットを検索すると、英語版WikiPediaにあって日本語版WikiPediaには情報がない、という項目がいくつも出て来たのだ。英語版WikiPediaにすらない情報まであった。
 1980年頃には【ポストBASICの本命】とまで言われ、雑誌で特集まで組まれた人気言語なのに!
 日本にPascalを知らない子供達が多いのも納得である。
 Windowsの誕生にもMacの誕生にも、それどころか最も有名なCコンパイラであるgccの誕生にも関わったPascalの数奇な生涯を改めて振り返る!

まえがき・見落とされたプログラミング言語Pascal
マイコン新世代プログラミング言語戦争
UNIX帝国主義とC帝国主義
UCSD Pascalとp-system・70年代の仮想マシン
Pascalが母となったBSD誕生の秘密
Pascal マイクロエンジン・高速化の切り札
1978年月刊ASCIIの広告で見るPascal人気
1979年11月のI/O誌掲載Pascal入門
1980年4月発行のI/O別冊コンピュータ・ファンNO.3とTiny Pascal
Pascal/MT+・評価も高いネイティブコードのコンパイラ
TL/1・高速、ただ高速なPascal風小型言語
MZ-80K用Tiny Pascal・PALL
JRT PascalはαPascalの本名だった
Turbo Pascal・高速高機能IDE付きの決定版
本物のプログラマはPascalを使わない
Microsoft PascalとMixed Language Programming
WhitesmithsのPascalはプリプロセッサだった
Professional Pascalは超高機能だった
Prospero Pascal(ProPascal)はイギリスから来た
Pascal-ALPHAはαPascalとは別のものだった
WindowsとPascal呼び出し
Lisa/MacintoshとMPW Pascal
なぜPascal人気はC人気に負けたのか
Modula-2という反撃
Delphiの光と闇
gccとPastelは縁がないのに縁がある
まだ生きているPascal
まだ生きているPascalの子ら
あとがき
付録・Pascalと特殊な文字の数々
付録・実際に使ったPascalコード達
・githubからソースを入手する方法
・PC-9801のポートを直接叩いてモノクロ8レベル表示にさせる
・ヘキサファイルからバイナリーファイルを作る
・N88-BASICのバイナリーセーブされたプログラムをアスキー形式に
・対話的CDコマンドCCD
参考文献

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