著者:所司和晴
ページ数:308

¥1,372¥0

新時代の振り飛車破り!

コンピュータ将棋界ではすでに対振り飛車の有力作戦として知られている「金無双急戦」。

相振り飛車で使われることが多い金無双を居飛車で採用し、急戦を仕掛けます。玉を7八まで持っていって、右金を5八に、左金を6八に上げるだけで囲いが完成するため、非常にスピーディーに攻撃を開始することができます。

攻めは右銀、右桂、そして飛車、角を使います。いわゆる「飛角銀桂」の理想的な攻撃陣です。▲4六銀・▲3七桂型から▲3五歩と仕掛けるわけですが、このとき桂頭が弱点になるので▲2六飛と浮き飛車に構えます。

従来の舟囲いでは、この▲2六飛型は危険で、角交換から△4四角で王手飛車の筋が常にありました。しかし、この金無双の形なら△8八角成に▲同銀と形よく取ることができびくともしません。

また、居飛車から角交換して△4四角~△9九角成とされた場合も▲8八銀△9八馬と馬を封じ込めて指すことができます。

このように金無双は手数がかからないわりに、駒の効率が良く、急戦を仕掛けるのに適した陣形と言えるのです。

とすれば後は攻めるだけ。ぜひ本書で多くの攻め筋や仕掛けの手順を学んで、振り飛車を圧倒してください。

●目次
序 章 基本図まで
第1章 対四間飛車△5四歩型 ▲3五歩の仕掛けに△3二飛の変化
第2章 対四間飛車△5四歩型 ▲3五歩の仕掛けに△同歩の変化
第3章 対四間飛車△6四歩型
第4章 対角交換四間飛車
第5章 対中飛車
第6章 対三間飛車

●著者
所司和晴(しょし・かずはる)
昭和36年10月23日、東京都江東区の生まれ。
53年11月、5級で(故)平野広吉七段門。
60年 四段
平成17年 七段
将棋の普及にも熱心で、自ら教室を持つほか、プロ棋士にも多くの弟子を持つ。趣味はシャンチー(中国象棋)。
 著書は「【決定版】駒落ち定跡」(日本将棋連盟)「東大将棋ブックス」シリーズ「定跡コレクション」シリーズ(マイナビ出版)他多数。

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