著者:フクタタカユキ
ページ数:70

¥250¥0

【生き残りを賭けて七転八起している全人類に告ぐ、「実家に寄生せよ」】

「まず生き残れ。儲けるのはそれからだ。」byジョージ・ソロス

 私はここ数年間、この偉大なる投機家の言葉を心に刻み込んで自らの絶対的な行動指針とし、株式トレーダーとしての仕事に打ち込み、そして実家に寄生し続けてきた。
 その結果として、私は「Brexit・米中貿易戦争・コロナショック」などのいくつもの波乱に満ちた相場を乗り切り、いまここに、確かに生き残っている。
 そしてここまでの行程を改めて振り返ると、「生き残り」に最も重要な要素は「実家に寄生していたこと」だと確信を持って言える。
 予め断っておくが、私はいわゆる「パラサイト・シングル」ではない。彼らと私は似て非なるものである。
 彼らは「状況に流された結果」実家に寄生することになった、云わば「受動的パラサイト」なのに対し、私は「生き残りを賭けた生存戦略」として能動的に実家への寄生を選んだ、いわば「選択的パラサイト」だ。
 簡単に言えば、私は「そうせざるを得なくなって、実家に寄生した」ということではなく、「そうすることを自らの意志で望み、実家に寄生した」のである。

 本書は、昨今の不安定で不確実性に富んだ時代において、私が実践してきた「生き残りを賭けた生存戦略」、つまり「実家への寄生」が、世の中の「生き残りを賭けて、今も七転八起している誰か」の役に立てばと思い、執筆に至った。
 私は年齢的にはまだ「ゆとり世代の若造」ではあるが、逆にそういった存在だからこそ見える景色があると思っており、それが少しでも「生き残りのヒント」として届いたら無上の喜びである。

『実家寄生のすゝめ ~ゆとり世代の株式トレーダーが教える、令和時代の生存戦略~』
【目次】

第1章「生き残りを賭けた生存戦略としての実家への寄生」の全体像
1.「生き残ること」の定義
2.合言葉は「ローコスト」
3.稼いでこそ、戦略的寄生は真価を発揮する
4.自己規律の重要性
5.基本精神は「GIVE&TAKE」

第2章:宿主の摩耗を避けろ
6.酒は飲むな、いつでも車を出せるようにしておけ
7.風呂は率先して沸かせ
8.挨拶を忘れるな
9.部屋からほとんど出るな
10.部屋に鍵をつけず、扉は開け放っておけ

第3章: 外界との接触準備は怠るな
11.オンラインコミュニティに入れ
12.時々誰かと外食に行け
13.恋人を作れ
14.たまには外に遊びに行け

第4章:リソースを最大限活用し、クリエイティビティを高めよ
15.1日2時間は部屋から出ろ
16.「母親との会話」という名の「ブレイン・ストーミング」
17.読書するなら「紙の本」より「Kindle本」
18.目だけでなく、耳も使うべし
19.印刷物は「裏紙」が基本である
20.外界の情報をシャットアウトせよ
21.常に整理整頓を心掛けよ
22.スタンディングデスクで思考の柔軟性を保て

第5章:自分の肉体を効率化せよ
23.省エネが基本
24.わざわざ運動するな
25.こまめに水分補給せよ
26.基本は1日1食

第6章:自分だけの要塞を作れ
27.自分の部屋は「娯楽部屋」ではない
28.部屋から一歩も出るべからず
29.インターネット環境は「Wi-Fi」で十分
30.時計は部屋に最低3つは置いておけ
31.生命線としてのティッシュペーパー
32.部屋の防音はほどほどにしておけ
33.部屋に対してPDCAを回せ

第7章:「一人暮らし」という名の魔物
34.「一人暮らし」は「贅沢品」である
35.一人暮らしなどいつでもできるが、実家暮らしはいつまでもできないと心得よ

あとがき

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