著者:奥田晶子
ページ数:56
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こんにちは!あなたにこの本を手にとっていただけてとても嬉しいです。
私の拙い文章があなたの持つ想像力によって生かされ、感覚スイッチオンの動力のひとつとなれたならさらに嬉しいです。
自分が持っている感じる力を再確認してフル活用し、未知の自分とたくさん出会い、共に楽しむっていうのはどうですか?
人の言うことよりまずは自分の言葉を聞いてみてください。共にというのは横一列に同じことをして同じレベルに到達するといったコピーのようなことではありません。いろいろな方面からそれぞれの波が融合したり、満ちたり引いたりしながら繋がりを感じ、心地よく揺れあうイメージです。
自分の内側の言葉を聞くと、自分への理解が深まります。外で起こることに対する捉え方も変わり、いらぬ情報に翻弄されることもなくなってきます。
私はHSS 型HSP という特性を持っています。簡単にいうと、内向的だけど好奇心旺盛で、刺激を求める。アクセルとブレーキの両踏みといった感じで、相反するものを持ち、深く共感し合える人が少なく理解されづらい。そんな気質の特徴があります。これは、自分を理解していく過程の中でわかったことです。ちょっと目立った特性なので前置きとして記しました。
日本人の五人に一人の割合といわれているHSP (ハイリーセンシティブパーソン)。
まず私は、提唱者であるエレイン·N ·アーロン博士の診断テストを自分を理解するためのツールのひとつとして使いました。ここはあてはまるけどこっちは違うなと、あやふやな感じだったので、外向型のHSP についても調べ、診断テストも試してみました。関連したブログも読みまくり、結果「私、これだ。」と確信したのです。
病気ではないので、多かれ少なかれみんなこんな感じじゃないのかと言われればそれまでですが、度合いが違うのです。だからこうして研究対象となり診断テストなるものもできるのだと思います。
生きづらさを感じる人たちのための本や相談先も、手を伸ばせば届くところにあります。
受け入れてもらえる安心感を手にすることができるのは嬉しいことです。
もともと私は枠や型に収まる、レッテルを貼る、マニュアル通りみたいな類いの言葉に抵抗が強いので、HSS 型HSP という枠に自分を閉じ込めるつもりはありません。自分の中にちょっと濃いめにそういった部分があるという感じで捉えています。
概念を知ったことで、自分の感覚や行動に対して安心感と心強さみたいなものが生まれました。そして自信につながったのは事実です。
私はおとなしい子どもでした。振り返ってみると、みているところや感じてることがちょっとずれてる感じで、思いを口にだすことも少なかったように思います。思いは自分の中で巡らせている…そんな感じです。
言葉として発する代わりに、小学生の頃からよく詩を書いていました。小学4年生の時の担任の先生が認めてくれて、わら半紙に印刷してクラスのみんなに配ってくれたのです。すごく褒められて嬉しくて、その出来事ひとつでどれだけのエネルギーが私の中に満ちたか計り知れません。クラスの文集が詩集になって、友達みんなが素敵な詩を書いてくれたのは最高の思い出です。
そんな環境や友人、家族との関わりの中で成長し、幸せでした。
私の転機は結婚後にやってきます。夫は依存性でした。
当時は依存性に対する知識は皆無だったので、幸せな日常は簡単に崩壊し始め、何が何だかわからないまま怒りと不安に支配されていました。
夫はギャンブル依存性だったため、返済すればするほど増える借金、夫を罵りながら尻拭いをし続けるという負の連鎖。いちるの望みであった自助グループに繋がるまでの暗黒の日々。
私の共依存のことについてなど、依存性の話は今回ここには到底書ききれないので、またの機会があればその時にと思っています。
とにかくなぜ私がこんな目にあわなきゃいけないのかと納得のいかない日々が、不安と怒りで埋まっていきました。幸せなはずの私の人生を速攻返せと、夫には常に戦闘態勢でした。
それがある時を境になんと感謝の気持ちが沸くようになったのです。
なぜかというと、内側の自分、私が私と出会うきっかけになっていたことに気づいたからです。
そして、最悪と思っていたその出来事を別の視点からみて、受け入れることができたからです。
辛い経験から学んだことは、思いのほか密度が濃く、大きかったのです。
依存性回復途上の流れの中(依存性は完治するわけではなく、一生回復し続けるものといわれています。)
私は、抑うつ状態から双極性障害へ移行。精神を病む経験もしました。病気自体は辛いことですが、痛みを経験すると大きな変化が訪れます。これも時が経つにつれ感謝に繋がりました。
痛みの感覚を説明しようとすると、真の感覚からどんどん遠ざかる微妙な部分があります。それは、経験して初めて共感することのできる領域の部分です。
特性の中でも強さダントツな共感力。対象から微妙に視点をはずし気味にしてないと、秒で一体化してしまうので、コントロールが必須です。そのコントロールの術を体得できれば、人の痛みに対して、余計なお世話にならずに心地よい寄り添いができると思いませんか?
目にはみえない大きな力、高次な自分、魂、意識、波動、宇宙の仕組み…
スピリチュアルな日常を感じられる今があるのは、これまでの経験と、痛みを回復していく道のりでの出会いや出来事、そして共に歩み影響しあった人たち、導いて背中を押してくれた人たちのおかげです。
深いところにいる自分をみつけることがとても大切なことだと確信し、いつでも内側の自分に会いに行かれるようにもなりました。そして、その術を最初から自分が持っていたことにも気づいたのです。
人生を創造していくことをリアルに感じられる楽しさもあり、何があっても最後には、
「あー楽しかった!」と言えそうなのです。いや、言えます!
もっと若い時にいろいろ気づいていたらなぁと思ったりもしちゃいますが、こればかりは私のタイミング、学びの速度がそれであれでこれなので(笑)、そう思うのは無しにしました。
私には私の、あなたにはあなたの流れとタイミングがあるのです。
人は人、私は私という意識を忘れないようにしないと、違和感のある仕組みに取り込まれたりもします。
大事な自分を見失っても、すぐにみつけられるように、感覚を磨いていきましょう!
私の言葉をどうぞあなたの感覚で受け取って、味見してみてください!
どうかお口に合いますように…
·はじめに
·「感」
·HSS 型HSP な視点から
①感覚に信頼を
②視点を変える
③ピース創りから始まるゼロのパズル
·内側でのいろいろ
①実況中継
②私の中にいるうるさい人達
③心の貯蔵庫
④役割分担(影分身の術)
⑤たまご
⑥バランス
⑦堂々巡り
·気づき
①気づきは美味しい
②瞑想
③心と脳と体の連携プレイ
·課題
·あとがき
·最後に
·著者について
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