著者:Taku
ページ数:156

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ある日、南米に染まっていた私は
地元の友達に言われた。

「南米ばっかりやけど、白人が怖いんか?」

はぁ?
なんでパスポート持ってないやつに
そこまで言われなあかんのや。

そう思いつつも
その夜、気になって眠れない。

白人が怖いんか、、、?
この言葉が脳裏を駆け巡る。

気分を紛らわすように焼酎を飲み
気付けば畳みでぐっすりと寝ていた。

翌朝、目覚めの1本を吸おうと
テーブルに手を伸ばすと
世界地図が広げられている。

昨夜、何をしてた?
せや、白人の国に行かなあかん。

しかし、ヨーロッパは高いしアメリカも高い。
とにかく白人の国で物価が安く長居できる国がいい。

調べていくうちにわかったのが
ワーキングホリデーというビザである。
なにやら1年間、学校行ってもいいし働いてもいい
いわゆる合法的に1年間なんでもありのビザらしい、、、

それならワーキングホリデーでどこに行く?
物価的にカナダとニュージーランドがいいみたいだ。

カナダのイメージは
雪山で熊が鮭をシャオッと狩っている。

一方、ニュージーランドは
おっさんが「頑張って頑張って、し~ごと」と踊っている。

どっちの国がいい?
悩んだあげく決めたのはニュージーランド。

そして3か月後、
私はニュージーランドの首都オークランドに立つ。

初日、ユースホステルで
負けたらあかんと片言英語で話す。

I want to stay 1nightや.

見事に英語が通じて泊まることができた。

I want to 知ってたら怖いもんなしや!
なんなら I wana 言うたるで。

それから3週間後
都会はどこの国でも同じと
バックパックを背負い北へ北へと流れる。
そして、たどり着いたケリケリという町で
裸足生活が始まった。

その後、刺激を求めて
パフォーマンスをしながらヒッチハイクでNZ縦断を目指すことに、、、

いまここにワーホリ中に巻き起った
ニュージーランド珍道中が赤裸々に明かされる。

 ~収録エピソード~
「白人が怖いって?なら白人の国へ行く」
「ワーキングホリデービザ取得・オークランドへ」
「動き出す生活・出会いはボンボンとアルゼンチーナ」
「忘れられた救世主!?そろそろ奴が来るはずだ」
「プチ日本からの脱出、北へ北へ」
「車に乗ったら土方へ連行された」
「旅人郵便・ケリケリのTAKUを探せ」
「パーネルにて仲間との再会」
「凸凹コンビのNZの旅がスタート」
「NZ縦断!ヒッチハイク解禁」
「荷台から大自然のパノラマ、タウポを目指せ」
「ヒッチハイクで降ろされたのは山の中、、、」
「古い洋式の建物が並ぶネーピアの休息」
「鍵穴から女性の部屋を覗いたウェリントン」
「ヒッチが観光を越えていく、、、南島始動」
「氷山を越えろ!ワナカでの再会と新しい出会い」

著者:taku
海外に興味があり10代から南米滞在、
ニュージーランドのワーキングホリデーでは
アルバイト・ヒッチハイクで縦断などで満喫。
東南アジアにおいては13年、日本語学校、現地旅行会社で勤務。
日本語教師時代には「日本語教師になるための本」に掲載される。
また、勤務先の社長が逮捕され新聞の一面記事に載る。
いきなり無職に転落、所有していた土地も失うことに、、、
その後、インバウンド専門の現地オペレーター会社設立とブログ運営開始。
また、人生の記念にと自伝の電子書籍化を応援している。
現在、大阪―東南アジアを往復する生活スタイルで暮らしている。

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