【無料で読める】エピクロスとブッダ【心の平安を追求した2人の賢者】

心の平静（アタラクシア）を追求したエピクロス。
平安の境地（ニッバーナ）に到達する方法を悟ったブッダ。
心の安らぎを追求した2人の哲学をわかりやすく解説します。

エピクロスは紀元前341年に生まれたギリシア人哲学者です。
彼は【体の健康】と【心の平静】を善とし、生の目的であると説きました。
心の平静を乱すものは何なのか？
心の平静を得るにはどうすればよいのか？
エピクロスの著作を読み進めて彼の哲学に迫ります。

ブッダはエピクロスが生まれる50年ほど前に亡くなった仏教の創始者です。
平安の境地（ニッバーナ）とは何なのか？
ブッダは最古の経典『スッタニパータ』の中で明確に答えています。
「無所有と無執着の状態、これが平安の境地（涅槃）である」（第1094番）

なぜ所有を捨てないといけないのか？
執着はどうやって捨てればよいのか？
平安の境地に到達した後はどうすればよいのか？
ブッダはスッタニパータの中でこれらの問いにも明確に答えています。
本書ではスッタニパータの読解を通じてブッダの哲学に迫ります。

【著者について】
マーティン・ルーサー（Martin Luther）
東京大学法学部卒業。パーリ仏典研究者。
好きな物は日本の顔文字、バーベキュー。