【無料で読める】ワインビジネスへの扉: ワイナリーの代理人・クルティエ

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【内容】
フランスでワインキャリアをスタートし、あらゆる業種に精通する著者がその経歴と供にワインビジネスの世界を語る。

著者にはパリのミシュラン星付きレストランでソムリエとして働いた経験がありながらも
本書にはポエムのような抽象的なテイスティングコメントは皆無であり、
巷にあふれているテイスティング本やソムリエ試験対策本とは一線を画している。

ワインは極めてロジックという考えを基に、
業界を支える個々のプロフェッショネル達の仕事ぶりから
スケールの大きなワインインベストメント事情まで
ワインビジネスの多様性が簡潔にまとめられている。

特にブルゴーニュにおけるぶどう畑の投資については日本語で語られた資料はほとんどないが、
実際にぶどう畑を購入しオーナーとして小作契約を遂行していた著者の体験と実情解説は
ワイン業界関係者にも大いに参考となるであろう。

ワインは好きだが、別にプロやソムリエを目指しているわけではないという愛好家や、
欧州では一般的に普及しているワインインベストメントについて知りたい投資家、
芸術や文化、経済や政治と、多面的にワインを知的探求したいと考えるビジネスパーソンにとってもおおいに興味深い内容だ。

コロナ禍の先に、多大な変貌を控えるワイン業界であらたな挑戦をスタートした著者の展望へ共感する読者も多いのではないだろうか。

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◆パリからスタートした多彩なるワインキャリア
◆ワインは動産・オークションハウス査定事情
◆パリ・星付きレストラン・ソムリエール
◆ブルゴーニュぶどう畑オーナー分益小作投資
◆ボルドー・プリムール・インベストメント

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☆☆☆　もくじ　☆☆☆

序章
【渡仏前後、ワインとの出会い】
【アンジェ拠点のワイナリーめぐり】

第一章パリ時代　～ワイン王都のソムリエ～
【ワイン学校】
【ミシュラン一つ星店でのソムリエ・デビュー】
【多様なワインの仕事】
【人生最高のワイン修行】
【巨大ホテルのスケールセールス】

◇コラム◇　フランスでのお財布事情

第二章クルティエとして　～ワイン輸入の仕事～
【帰国】
【日仏ソムリエの違い】
【ワイン輸入の仕事】
【創業】
【クルティエとは】
【クルティエ・エージェントとして】

◇コラム◇　運命を変えたワイン

第三章　コンサルタントとして～ワイン・インベストメントの世界～
【ワイン投資コンサルティング】
【動産としてのワイン】
【ボルドー・プリムールの世界】
【プリムール・テイスティング】
【ブルゴーニュ・ぶどう畑投資】
【ブルゴーニュの現状】
【ワイン業界のM&A事情】

◇コラム◇　私とワインとの出会い

第四章　ファインワインをより身近に　～ウェブ・ワインコミュニティ～
【ファインワイン消費の減少】
【オンラインの可能性】
【独占権の考え方と小売りのオリジナル商品】
【ウェブ・ワインコミュニティ】
【個人が輝く時代へ】
【ワイン知的探求】

あとがき