著者:KTブランド
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  江戸末期から昭和6年まで生き抜いた、「日本資本主義の父」と呼ばれる渋沢栄一。
 日本にはじめて株式会社を持ちこんだ人物です。

 彼の書いた「論語と算盤(そろばん)」は、現代でもバイブルになると言われるほどのビジネス書で、今やベストセラーになっております。
読んでみたいと思っても、著書の出だしは漢文で、

 格言五則
 言行君子之枢機。枢機之発、栄辱之主。
 (言行は君子の枢機なり。枢機の発するや、栄辱の主たり。)

となってますし、最初の解説文を読んでも、

 本書題して「論語と算盤」とせしは、毫も奇を衒い異を好みて他人に迎合せんがためにあらずして、その命名は全く次項の理由に基づくものなり。

というような文章で、すごく読みづらそうです。

 そこでこの本は、「論語と算盤」には何が書かれてあるのか、ざっと紹介いたします。

 はたして渋沢栄一とはどんな人物なのか。
 そして道徳である「論語」と、金儲けである「そろばん」が、どういう関係であると説いているのか。

 渋沢栄一は、国立銀行を皮切りに、手掛けた会社も、みずほ銀行・りそな銀行・東京ガス・東京海上火災・太平洋セメント・帝国ホテル・東京証券取引所・キリンビール・サッポロビール・東洋紡・大日本精糖・明治製糖・日本赤十字社など、多種多様な企業の設立に携わり、その数五百以上と言われる実業家。

 「十五分でカバでもわかる」シリーズは、知ってるようで知らない出来事を解説するミニ本です。
 本を早く読む人なら十五分で読み切れるという換算で、サクサクッと軽く読み終えるように書いております。 是非この機会に、渋沢栄一がどんな偉人なのか、サクッと読んで学びましょう。 

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