著者:レオ・ハートン
ページ数:180
¥1,250 → ¥0
〈意識〉は主体であると同時に客体でもある。そのようなものとして〈意識〉は自己発光している。
レオ・ハートンはノンデュアリティの表現者としては「ラディカル」というカテゴリーに分類されますが、「できることは何もない」「個人は存在しない」「いかなる努力も無意味だ」といった決まり文句を単純に繰り返すかわりに、“分離が本当にあるのかどうか” “自分の本当のアイデンティティは何なのか” を、探求者の視点でいろいろな角度から調べるという方法が本書では提供されています。
そして、古今東西の経典や作品からの引用も数多く登場。ニサルガダッタ、アシュターヴァクラ・ギーターといった定番に加え、ペルシャの古い詩人や、T・S・エリオットの詩もとり上げられ、豊かで多様な色彩が展開しています。
さらに本書で際立っているのが比喩の多さです。わかりやすい比喩がつぎつぎと飛び出し、「悟り、自我、瞑想、修行、グル、観照、生と死、身体」といった広範囲に渡るトピックを扱いながら、決して飽きさせることがありません。
序文は、非二元の大御所であるトニー・パーソンズ。英米のネット書店では、本書に対する絶賛のレビューが多く投稿されています。
「悟りは時空の内の出来事ではない。逆に、時空が〈純粋意識〉のなかの出来事である。」 「自分がこの〈意識〉であるとわかるのは、自分が一度も生まれておらず、一度も生きておらず、決して死なないとわかることだ。」(本文より)
「本書は悟りを開く方法を段階を追って教えるマニュアルではないし、そのようなものではありえない。それから、これは自己改善や知識の獲得についての本でもない。これは、実際は一度も忘れられていなかったことを思い出すという逆説に関する本だ。自分とは本当は誰か、何なのかということがテーマであり、どうあらねばならないか、どうなるべきかを説く本ではない。」(本文より)
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