著者:牧 久
ページ数:442
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■東海道新幹線「生みの親」として知られる元国鉄総裁・十河(そごう)信二の激動の後半生――。
関東軍参謀・石原莞爾との出会い、日中戦争の拡大を阻止せんと、東条内閣の打倒に奮迅する。中国で興中公司の社長に就任、終戦から戦後にかけて愛媛県西条市の市長を務める。鉄道弘済会会長、日本経済復興協会会長などを経て、71歳で国鉄総裁に就任し、広軌新幹線の実現に尽力した。
十河が故郷・西条市に寄贈した膨大な資料をもとに、関東軍作戦参謀・石原莞爾を支援して日中戦争拡大の阻止に果たした役割など埋もれた事実を丹念に掘り起こし、十河信二と彼の生きた時代を生き生きと描き出したノンフィクション。一代の風雲児、激動の後半生――。
関東軍参謀・石原莞爾との出会い、日中戦争の拡大を阻止せんと、東条内閣の打倒に奮迅する。中国で興中公司の社長に就任、終戦から戦後にかけて愛媛県西条市の市長を務める。鉄道弘済会会長、日本経済復興協会会長などを経て、71歳で国鉄総裁に就任し、広軌新幹線の実現に尽力した。
十河が故郷・西条市に寄贈した膨大な資料をもとに、関東軍作戦参謀・石原莞爾を支援して日中戦争拡大の阻止に果たした役割など埋もれた事実を丹念に掘り起こし、十河信二と彼の生きた時代を生き生きと描き出したノンフィクション。一代の風雲児、激動の後半生――。
[目次]
第10章 満州事変と満鉄の対応
第11章 満鉄経済調査会と「満州国」
第12章 華北開発の夢「興中公司」
第13章 ”満州派”の国家改造計画
第14章 戦争拡大と満州派の敗北
第15章 隠忍自重の時代
第16章 「線路を枕に討死」の覚悟
第17章 「広軌新幹線」への挑戦
終 章 老兵の消えて跡なき夏野かな
<著者略歴>
牧 久(まき・ひさし)
ジャーナリスト。一九四一年、大分県生れ。六四年、早稲田大学第一政治経済学部政治学科卒業。同年、日本経済新聞社に入社。東京本社編集局社会部に配属。サイゴン・シンガポール特派員。名古屋支社報道部次長、東京本社社会部次長を経て、八九年、東京・社会部長。その後、人事局長、取締役総務局長、常務労務・総務・製作担当。専務取締役、代表取締役副社長を経て二〇〇五年、テレビ大阪会長。現在、日本経済新聞社客員、日本交通協会会員。著書に『サイゴンの火焰樹――もうひとつのベトナム戦争』『特務機関長 許斐氏利――風淅瀝として流水寒し』『「安南王国」の夢――ベトナム独立を支援した日本人』(各小社刊)がある。
※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『不屈の春雷 十河信二とその時代 下』(2013年9月28日 第1刷)に基づいて制作されました。
※この電子書籍の全部または一部を無断で複製、転載、改竄、公衆送信すること、および有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。
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