【無料で読める】不動産相続、どうしたらいい？: 損をしない不動産相続、不動産のプロが伝えたいこと

不動産相続の相談窓口による調査では「遺産相続で揉めるなんて、うちにはありえない」「おそらく揉め事は起こらないだろう」と考えている方がおよそ８割を超えます。相続対策を何もしていないという方も同じく８割。「うちには対策するほど資産があるわけではない」「相続なんてまだまだ先のこと」と考えている方がほとんどかもしれません。しかし、実際のところ、相続で揉めて訴訟になる件数は毎年増え続けています。そして、その75％以上が資産額５０００万円以下で揉めています。もし、あなたが土地や建物を所有し、いくらかの貯蓄をお持ちなら決して他人事ではありません。相続に関する知識があるのとないのでは、納める相続税が大きく変わる可能性もあるのです。相続についてのお悩みが多いというのは、常日頃感じていることですが、相続はいずれ必ず起きること。前もって準備をしておくことに越したことはありません。この本は、不動産の相続について、どうすれば良いのかわからないという方のための、はじめの一歩となる本です。この本が少しでも皆様の疑問や不安を解消できることを願っております。はじめに第１章　不動産を相続することとは？　相続とは？　相続人は誰？　血族相続人の優先順位　法定相続人と法定相続分　相続の流れ　相続でもめるとどうなる？　遺産分割協議書が調わない理由　不動産の相続第２章　不動産を分けることができない　不動産を相続する４つの方法　不動産相続の注意点　相続した不動産、遺産分割で揉めない方法　相続した不動産、遺産分割で揉めないために被相続人がやるべきこと　贈与という方法第３章　不動産の価値がわからない　実勢価格　公示価格　相続税評価額（路線価）　固定資産税評価額第４章　相続税について知ろう　相続税とは　相続税の課税対象となる財産　相続税の課税対象とならない財産　相続税の基礎控除額　不動産の評価方法第５章　不動産相続対策　節税の方法　相続時精算課税制度で収益不動産を贈与　賃貸マンション・アパート建築　ワンルームマンション購入　リフォーム第６章　事例紹介　<事例１>路線価＝土地の価値とは限らない　<事例２>人生１００年時代、生前贈与をうまく利用する　<事例３>リフォームで相続対策第７章　新たに変わった相続税法　配偶者の居住権　遺言書の作成と保管方法　特別寄与料第８章　民事信託　民事信託とは　成年後見人制度との違いおわりに