12年苦しんだ不安症を完全完治させた方法

12年苦しんだ不安症を完全完治させた方法
～不安症が重傷化して「もうどうにもならない」と思ったときに読んでほしい本～

この本は社会不安障害・不安神経症（パニック障害、全般性不安障害）の回復法を紹介する本です。

私の実体験を元にした回復法を今不安症で苦しんでいるみなさんにお伝えします。

内容紹介に入る前に、私の体験談を少しお話しさせてください。

私は20代前半に社会不安障害を発症し、その後、いくつもの併発症状を経験しました。

不安症は進行と共に様々な異変が生じます。

・人前に出ると手が震え、頭が真っ白になり言葉が出てこなくなる

・人前で恥をかくことを異常に恐れ、社交の場を避けるようになる

代表的な社会不安障害の症状から始まった私の不安症も、時の経過と共に次々と深刻な事態を引き起こしていきました。

・頭痛、吐き気、幻覚、過食、鉛性麻痺、、、

精神の暴走だけではありません。異常ともいえる身体の変調に何度も振り回されました。

12年という長い期間でしたので、数え上げるとキリがありません。

電車の中で急に心臓が高鳴り、息ができなくなってパニック発作を起こしました。

不眠で一睡もできず徹夜で仕事にいっていたこともあります。

「手が汚れているかもしれない」

そのような強迫観念に振り回され何度も手を洗い続けていたこともあります。（強迫性障害）

孤独も非常につらいものでした。誰一人頼れる人がいないという状況に絶望し、心が押しつぶされてしまいそうでした。どこにぶつけていいのかわからない感情の暴走に苦しみ、何度も発狂しそうになりました。

人生に絶望し、人格が壊れかけ、「いずれ私は犯罪者にでもなってしまうかもしれない」そう思い詰めるほど私の心は追いつめられていました。

本当に苦しく、苦しく、苦しくてたまらない日々が12年続きました。

今の私はすっかり回復しています。

一時はドクターストップとなり仕事を休まざるをえない状態にまで追い込まれましたが、毎日元気に働いています。

人付き合いもそれなりにこなせるようになり、友達もできました。

パニック発作を起こし避けていた電車にも乗って遊びに出かけています。

心の病気はよく再発が問題となります。一時的に良くなっても、時間の経過と共に無理が生じ、また元の状態に戻ってしまうという方が思っている以上に多いようです。

ですが、私の場合、再発は一切ありません。

再発どころか生きていて今が一番調子がいいです。

悩みと自己嫌悪でいっぱいだった私が自分らしく充実した日々を過ごせるようになりました。

回復の過程で身につけた心に関するいくつもの知識が私に新たな人生をもたらせてくれました。

あらかじめお伝えしておきますが、この本は不安症が「重傷化」している人を対象に書いています。

私が思うに、数ある不安症関連の本には大きな問題点があります。

それは、同じ不安症といっても症状の出方、進行度が全く違うにも関わらず、一律で同じアドバイスが送られているという点です。

例えば私の社会不安障害は「恥をかくかもしれないと恐れる」「予期不安に悩む」といったレベルのものではありませんでした。

手が震える、恐怖で頭がパニックになる、、、

そのような一般的症状は初期の段階で通り越し、人に話しかけられると頭が真っ白になって急に何も音が聞こえなくなり、意識が飛んで倒れそうになりました。

このような段階まで至ると、話し方や視線のもっていき方、人と接する際の心構えといった、いわゆるテクニック的な話では解決できなくなってきます。

「根本的に心の何かがおかしくなっている」

常にそう感じていました。

本書では心の姿勢を見直し、心の状態を根底から書き換える方法をお伝えします。

「話し方のコツ」「心が軽くなる考え方のヒント」「たった○○するだけで不安が消え去ってしまう方法」

そのような気軽にできるメンタルテクニックを求めている方には一切お役に立てません。

ですが、不安症が重傷化し、完全に追いつめられていると感じている方であれば、きっと回復の大きな助けになると思います。

重傷化の判断は自己判断で構いません。

「苦しくて苦しくてたまらない」「一生懸命頑張っているはずなのにまったく改善の兆しがみられない」「もうどうにもならないような気がしている」

そんな方にこそ是非本書を手にとって頂きたいと思っています。

私は地獄の12年間のあいだに何百冊も本を読みあさり、何千回も試行錯誤を繰り返しました。

1日16時間をすべて精神の探求に費やしてきました。

「一生のうちでこれほど努力できることは二度とない」

そう断言できるほど真剣に心の問題と向き合い続けました。

そんな私が苦しみの果てにようやく掴んだ答えをお伝えします。
絶望の淵から私をすくい上げてくれた「正しい心の知識」をあなたにもお教えします。

もしかすると、あなたもかつての私と同じように、よくなる未来を想像できなくなっているかもしれません。

何をやってもうまくいかない状態が長く続き、心に希望を抱けなくなっているかもしれません。

それでも大丈夫です。

あなたも回復できます。

間違った努力をさんざん繰り返してきた私だからこそ、正しい知識を身につけ、正しい行動を実行することで結果が見違えるように変わることを実感しています。

不安症は重傷化している人ほど、回復への道は険しく困難なものになり得ます。

生半可な覚悟では臨まないでください。

「簡単な方法で」「あっという間に」「魔法のような効果」

そんなありもしない奇跡の方法を求めているのなら他をあたってください。

あなたの人生を賭けて真剣に学んでください。

真剣に学び、真剣に心と向き合い、今度こそ地獄のような苦しみから脱出してください。

本書がをあなたを救う「正しい心の道しるべ」となることを心より願っています。

～本書でお伝えする主な内容～

・不安症（社会不安障害、パニック障害、全般性不安障害）のメカニズム。不安症はなぜ発症し、どのように重傷化、長期化していくのか

・精神状態を悪化させる三つの心の罠

・世界的に有名な心理療法（不安症の治療法）の共通点

・不安、恐怖に対する正しい対処法

・泥沼から抜け出るための最善の方法