著者:松田達也
ページ数:99

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ITシステムの規模や分野に関わらず、どんなシステムにも必ず存在するのがデータベースです。

そして、データベースを操作するためにSQLを使用します。

プログラマをはじめとするエンジニアにとって、そのSQLは、切っても切り離せない、必ず覚えなければならない言語です。

システムの中枢を担うデータベース、その製品として、Oracle DBやIBM DB2、PostgreSQL、MySQLなど様々に存在します。

数あるデータベースのそのほとんどは、SQLを使用して操作するわけですが、それぞれの製品ごとに「方言」のようなものがあります。

エンジニアとして活躍していけば、いろいろなデータベース製品に触れていくことになりますが、「方言」とそうでないところの区別をつけておかないと、次のデータベース製品を触るときに、「前使ってたデータベースではできたことが今回のではできない」といった意外な落とし穴にはまってしまう可能性があります。

本書、「これだけは押さえてきたい最短SQL入門」では、SQLの標準規格である「標準SQL」の入門書です。

「方言」を含めてSQLを覚えようとすると不必要に難易度が上がってしまいます。

逆に、標準SQLのみあれば、とても覚えやすいです。

また、標準SQLを覚えてから、その「方言」を覚えていくと、どこからがその製品独自の機能なのかがはっきりわかるようになり、学習効率がとても良くなります。

本書は「SQLとは何か?」というところから、標準SQLを使用したデータベース操作方法を1時間程度で読み進められるようにしております。隙間時間などにお読み頂ければ幸いです。

本書の対象者
本書はリレーショナルデータベースについての知識をある程度有している方を対象としております。

ただ、SQLについての基本的な内容から順序立てて解説しており、リレーショナルデータベースにそれ程詳しくない方でも無理なく読み進めていけるように心がけています。

【目次】
はじめに
第1章 SQL概要
 SQLとは
  SQLの命令の種類
  データベースの操作
 標準SQLとは
  標準SQLと独自拡張のSQL
  命名ルール
 本書を読み進めていく上での準備
  テーブルの作成とデータ挿入
 SELECT文の基本
  すべての列を出力する
  列に列名をつける
  定数の出力
 重複行を取り除く(DISTNICT)
  DISTINCT
  NULLの扱い
  複数の列に対して指定する
 WHERE句による行の選択
  抽出条件と結合条件
 コメント
第2章 SQLで使える演算子
 算術演算子
  演算子の優先順位
  NULLを含む演算
 比較演算子
  =演算子
  >, <, >=, <=演算子
  <>演算子
  文字列に不等号を使う
  NULLへの比較演算子
 連結演算子
  リテラル文字列
 論理演算子
  AND演算子
  OR演算子
  NOT演算子
  優先順位の規則
第3章 DML(データ操作言語)
 INSERT(レコードの挿入)
  他のテーブルからデータをコピーする
 UPDATE(レコードの更新)
  NULLで更新する
 DELETE(レコードの削除)
  TRANCATE文との違い
 DMLまとめ
第4章 トランザクション管理
 トランザクションとは何か
  トランザクションとは
  トランザクションの開始・終了
  コミットとロールバック
  トランザクションが開始するタイミング
第5章 グループ化
 集約関数
  COUNT関数
  SUM関数
  AVG関数
  MAX関数、MIN関数
  集約関数でDISTINCTを使用する
 GROUP BY句
  GROUP BY句の使用ルール
  NULLの扱い
  WHERE句とGROUP BY句の併用
 DISTINCTとGROUP BYの違い
  DISTINCTとGROUP BYの使い分け
 HAVING句
  WHERE句には集約関数は書けない
  HAVING句
  HAVING句の使用ルール
  WHERE句とHAVING句の使い分け
おわりに

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