著者:藤原圭介
¥330¥0

本文抜粋・・・投資の間違った勉強。投資を始めようとした場合、雑誌、本、ネット情報から検索し、自分なりに勉強するでしょう。ある人は、もっと安易に、TVで株が上がっていると言っていた。何となく儲かりそうだと、無勉強で、聞いたことある有名な企業だからと、そんな理由で株を買う人もいる。株式投資は「売り」と「買い」しかない単純な売買にも関わらず、ありとあらゆる売買方法が存在する。本書を通して基礎となる勉強を十分にしてもらいたいと思っています。しかし、勉強して知識を得て、評論家やアナリストになって欲しくない。例えば、料理について、味に深みがない、この料理は素材を活かせていない調理法だとか、では実際に料理してください。見本を見せてください。と言えば味噌汁も作れない、卵焼きも出来ないとか、これが評論家タイプです。本来の姿は勉強して知識を得て、売買専門の技術者、職人になって欲しい。私はこの方法しか出来ない、この方法なら絶対に人に負けない。そんな自分流の方法を目指してほしい。正しい株の勉強法というのは一つの売買法を勉強して、実践して、試行錯誤のうえ、自分なりのノウハウの集めて行くやり方です。投資の、売買方法の勉強を始めると、気がつかないうちに机上の研究家になってしまい、資産を失い、株式市場から敗退していく。なぜそうなるのか、株式売買法はとても多く存在するが、その一つを取っても長所だけを探求して追い求めるためです。いわゆる株式投資必勝法を探そうとするのです。はっきり言います。投資の世界に必勝方法は存在しません。需給がある市場において必勝方法があるならその市場は成立しないのです。誰かが勝ったら、誰かが負ける、そんな世界です。必勝法を求める人はたくさん勉強しますが、一つの売買法を勉強して、これは良い!と長所を追い求め、また別の売買法を勉強してこれも良い!捨てがたい。と長所を追求して。そうか、これと、あれの売買法の良いところを合わせればもっと有利な売買法が出来る。そんな結論を導きだそうとしてしまうのです。これは特にやりがちな間違った勉強法です。わかりやすく言えば、車の種類みたいなものです。スポーツカー、バス、トラック、軽自動車、みんな長所。短所、用途が違います。自動車レースに例えるとスポーツカーばかりのレースなのに、そんな所に大型バスを投入して戦うようなもの。勉強して売買法の長所も欠点も知ったのならば、その欠点を押さえて長所を最大限に活かせる時にだけ参入して戦う。必勝法を求めず、自分の得意な売買方法を確立する勉強をしてください。
株」を買う。株の売買で利益を出す。この株式投資はギャンブルではありません。また、宝くじのように一攫千金を狙うようなものでもありません。しかし、株初心者は宝くじで大当たりしたかのような大きな儲けを夢見て株を買います。特に初めて株を買おうとする人はどの銘柄を買ってよいのか分からずに株経験者や他人の意見、雑誌、新聞等を読んで投資を始めます。株式投資は自分の大切なお金を使って運用し、利益を追求するという仕事です。株を買う企業の業績を分析し、売買技術を磨き少しずつ利益を積み上げていき福利で運用していくものが本来の株式投資のあるべき姿です。本書では株式投資で継続的に利益を出すために必要な株価指標の見方、株を買うための損益計算書の利用のしかたをお伝えして皆様の株式投資の一助となることを祈っています。また、株式投資において、宝くじのような夢を買うことは出来ません。ビギナーズラックのように、たまたま大儲けすることはあっても、いつも大儲けできるような値動きをする株はほとんどありません。株の指標を見て、業績を分析して銘柄選択をする。あとは株の売買技術を磨きながらコツコツと勉強と研究をして利益を積んで行ってほしい。企業分析をして、とても業績が良い!と判断しても、高値で買ってしまったら、あとは下落するだけですから大損する可能性があります。タイミングを計ることも起業分析に並んで非常に重要です。

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