著者:なにおれ
ページ数:95
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本書が目指すのは、この問いに対する解答の選択肢を増やすことです。
***
「食べる」という行為は、生命を維持するために欠かせない人間の欲求のひとつです。しかし、食べ物が捨てられる飽食の現代において、食は「娯楽」としての役割が強くなりました。
それゆえに、求める食の水準はどんどん高くなっています。
しかも、そのことに自覚があまりありません。
その結果、”我慢” して食費を減らしたり、”制限” してダイエットをしたり、”時短” のためにコンビニで食事をすませたりすることが当たり前になりました。
無自覚に高くなりすぎた当たり前の食の水準は、豊かな状態とはいえないと思います。
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