著者:鶴 田 一
ページ数:75

¥500¥0

NFTアート界においては世界初の試みとなるプロジェクトです。ほとんどの方にとってNFTアートは理解しがたくその価値やその絵にある意味を理解すること自体が困難です。そこで、そのアートを小説(物語)と連動させることによって小説を読んでからNFTアートプラットフォーム(OPEN SEA)内の「KEY_HOLE」コレクションを見て頂く、或いはその逆からでもそこにあるアートを深く理解し、価値を見出すことが可能となりました。

誰しもがNFT技術によってデジタルアートを通して経済活動が行える時代がきました。序章ではNFTの概略的なやり方についても解説しています。
今後このようなNFT連動型書籍が出てきて、本書籍カギアナ(KEY_HOLE)がそこにある世界観を経済活動と併せて共有出来る手法の先駆けとなれば幸いです。

カギアナ(KEY_HOLE)紹介
鍵穴を覗(のぞ)いたその瞬間‥‥なにかクセの強いものに当たってしまったような衝撃が訪れる。

鈍痛のようなそれは瞬く間に無二の世界に引きずり込み、気が付くと、痛みを忘れ、時空を超えて飛んでいる。飛んでいるという感覚はあくまで読んだ後の感慨であって、渦中にあるときには主人公と同じく痛み、苦しみ、後悔をし続ける。

「僕が生まれていなければ、この暗い布団の中で今にも爆発しそうな時限爆弾を抱えて恐怖に慄(おのの)かなくて済んだなのに‥‥」

誰しもが主人公と同じように、時に自分自身の存在に恐怖や不安を抱き生きていることをこの物語を通じて思い知ることだろう。
‥‥ところで後悔のない人生なんて、あるだろうか。性質として、妬(ねた)んだことの無い人、何でもチャンスと捉えられる人、それもあるだろう。
しかしそれは痛み苦しんだ結果身につけた性質であって、生まれたままのむき出しの心は本来「後悔にいきる人生」を拒めないのではないだろうか(主人公に限ったことではない、というのは最後まで読んだ方には頷けると信じて疑わない)。
そのセンシティブな部分、それぞれが心の奥の扉を開かずに普段は笑顔を見せているが、コロナ禍にあっては「見て見ぬふりをしている弱さ」への気づき、そして慰めを大切にしたい風向きがあるのは確かだと思う。
だれも守ってくれない大人になって、子どものころを振り返るとずいぶん幸せそうに感じる。
‥‥否、そうではなかったはずだ、と感受性の鋭い主人公がきっぱりと突きつける本作は、主人公とはまったく違う人生を歩む私たちにも、何らかの気づきをもたらす。
たとえば、心の奥底にマグマのように存在し、ふと顔を出す、小さな残虐性。
幼い頃、虫を握りつぶしてもなんとも思わなかったのに、いつから価値観が変わったのだろうか。
たとえば、懐かしいと感じる一瞬の光景。
著者は色も音も複雑に混ぜあいながら、時に絵画を描くように、時にリズム楽器を奏でているかのように描き出す。あなたの懐かしい光景に、色は、音や香りは、一緒に記憶されているだろうか。
それとも、何度も心に描き出したくなるような宝ものの『ワンシーン』が、そもそも自分の心にあっただろうか。
そう、この物語を読むには痛みを伴うのだ。「大切なもの」にきちんと向き合えているか、という日常に流されて忘れがちなことを、気づかせてくれる。しかも、「大切なものは目に見えないんだよ」と語る星の王子さまを引き合いに出すなら、この作品は真逆と言ってもいいくらいの、ドラマティックな表現でアプローチしてくる。すなわち読者の心を素手で鷲掴みにして、揺さぶるようにして問いかける。このパワフルな力加減と、作品としての面白さの均衡を保っているのは、ひとえに著者のバランス感覚だ。
「目眩(めくるめ)く」という言葉にぴったりの小説自体、数としては少ないと思うのだが、その入れ子になったような精緻な構造と、後ろ側にある意味を探りながら読む醍醐味は、読書ならではのものだ。別の視点でみれば、活劇。言葉としては古いが音描写も含め疾走感があるので、まさに映像作品を観たかのような読後感である。

目 次 
カギアナ(KEY_HOLE) 1
序 章 世界初NFT連動型小説

第一章 ホワイトボックス
第ニ章 アクシデント
第三章 キーホール
第四章 ファーザー

カギアナ(KEY_HOLE) 2
第五章 キャッチボール
第六章 ミスアンダースタンディング
第七章 リンチ

カギアナ(KEY_HOLE) 3
第八章 デーモン

第九章 ホールドアップ
第十章 イン・ザ・リバー
最終章 ラスト・スローイング
あとがき

ブック2(第4章~第7章)予告
 鍵穴を見つけたその男、鍵穴を通して今後様々な光景を見ることになる。それは現実のことなのか、過去のことなのか、未来のことなのか、はたまた空想のものなのか、物語は時空を超えて発展していく。
ブック2では、白い箱に閉じ込められた男の青年期、偏(かたよ)った愛情や憎しみを起点とした異様な生い立ち、落ち様を垣間見ることとなる。
誰もが経験する、どこにでもある日常のはずが、、、ふとした拍子に、取り返しのつかない方向へあざなうこともある。まるで絡まり始めた糸をほどこうとすればするほどにより複雑に絡まり合い、もう誰にもほどけない状況になるように。そして、物語の主人公もそんな複雑で奇怪(きかい)な人生を歩んでいく。

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