著者:小林道憲
ページ数:35

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仏教においては、悟りと迷いは、必ずしも対立する概念ではない。煩悩と菩提、生死と涅槃は、相互に映し合い転換しうる。煩悩即菩提、生死即涅槃である。時は永遠であり、生成は真理なのである。こうして、仏教では、この世の日常的生そのものが真理の表現として理解される。
このことを、日本仏教、特に、道元の『正法眼蔵』で語られる思想から読み解く。さらに、道元の思想の源泉である華厳哲学や華厳経にまで帰って、そこでの時と永遠について考える。
(小林道憲〈生命の哲学〉コレクション4 ミネルヴァ書房 2016年 所収 『続・宗教とは何か』第一章 6)

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