著者:満下 淳地
ページ数:339

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内容

 大好評だった前著『婦人科がんの化学療法 基本方針とレジメン集 改定第2版』の内容を刷新し、婦人科がん治療に必要な41の薬物療法レジメンを記載しています(第4、5章)。治療方法を比較した RCT を中心に、日々の臨床に役立つ47の臨床試験をピックアップして解説しています(第3章)。
 個別化医療に必須の知識である婦人科がんの病理組織型とそれぞれの5年生存率、個々の遺伝子異常、予後を推測するためのバイオマーカーについて簡潔に記載しています(第1、2章)。
 オリジナルの図を随所に挿入しました。コラムをいくつか書きおろしました。

目次

1. 婦人科がんの病理

   1.1 卵巣癌と子宮体癌の免疫染色の傾向

   1.2 卵巣癌の病理学的特徴

   1.3 子宮体癌の病理学的特徴

   1.4 子宮頚癌の病理学的特徴

   1.5 その他のがんの病理学的特徴

2. 婦人科がんの遺伝子変異

   2.1 Somatic mutations

   2.2 Genetic mutations

3. 臨床試験

   3.1 臨床試験の読み方

   3.2 臨床試験ピックアップ

4. 単剤薬物療法レジメン

   4.1 分子標的薬

   4.2 プラチナ製剤

   4.3 タキサン系製剤

   4.4 トポイソメラーゼ阻害薬

   4.5 核酸合成経路阻害薬

   4.6 抗腫瘍性抗生物質

   4.7 アルキル化剤

   4.8 その他の抗がん剤

5. 併用薬物療法レジメン

   5.1 CBDCA を含むレジメン

   5.2 CDDP を含むレジメン

   5.3 NDP を含むレジメン

   5.4 プラチナ製剤を含まないレジメン

6. 薬物療法の補足事項

   6.1 Adverse event

   6.2 Anti-emetics

   6.3 RECIST と奏効率

図リスト

  • TNF/CASPASE-8によるapoptosis
  • CyclinによるG1/S期の調節
  • HPV感染細胞ではp16の発現が亢進する
  • WNT/APC/β-cateninシグナル伝達系
  • Rasの活性化・不活化
  • Rasのふたつのeffector
  • PTENはPI3Kに拮抗する
  • 信頼区間を用いた優越性試験の解釈
  • nを増やせば有意になる
  • 信頼区間を用いた非劣性試験の解釈
  • 信頼区間を用いた同等性試験の解釈
  • PARP inhibitorの作用機序
  • PEMの作用機序
  • Bevの作用機序
  • Pazの作用機序
  • プラチナ製剤耐性
  • CPT-11の代謝と排泄
  • 核酸合成経路とその阻害
  • BLMの代謝

コラム

  • 世界初のcontrolled trial
  • Archibald Leman Cochrane(1909-1988)
  • 分子標的薬の命名法
  • プラチナ製剤耐性のメカニスム
  • プラチナ製剤アレルギーに対する他のプラチナ製剤投与
  • 毒薬としてのイチイ(Taxus)
  • トポイソメラーゼIとII
  • デオキシリボヌクレオチドからの核酸合成阻害
  • 抗生物質とStreptomyces
  • 化学兵器から作られた抗がん剤
  • 海洋生物から単離された抗がん剤

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