著者:米納 雅臣
ページ数:109

¥980¥0

 本書は当社で働く技術者に対して、シーケンス制御に関するソフトウェアを設計するうえでの
心構えや、考え方、作成のコツ、アプローチ方法、試運転の手順などについて纏めたものを
一般の方の為に編集したものです。
 本書はシーケンス制御そのものについて詳しくは書いていません。
シーケンス制御そのものについては、シーケンス制御に関する実用書を読むなり、
講習会などを受講すれば、それらの知識は手に入れることが出来るからです。
 本書では、実用書や講習会では決して学ぶことが出来ない「実践のノウハウ」「アプローチ方法
にスポットを当て解説しています。
 全8章からなり、シーケンス制御ソフトウェアを設計するにあたり重要ポイントの解説から始まり、
シーケンス制御の種類についての分析、仕様を把握する為に作成する資料などの解説、
プログラム全体構成の解説、装置の自動運転プログラムや原点復帰プログラムの作成ポイント、
制御機器プログラムのモジュール化という考え方の解説、試運転に対する認識と、
その方法についての解説などからなります。

  • 第1章 ソフトウェアを設計するにあたり
  • 第2章 シーケンス制御の種類
  • 第3章 ソフトウェア設計資料
  • 第4章 作成するべきプログラムとその内容
  • 第5章 自動運転プログラムの作成ポイント
  • 第6章 原点復帰プログラムの作成ポイント
  • 第7章 制御機器モジュールプログラムの作成ポイント
  • 第8章 試運転について

 これらの内容はこれからシーケンス制御を仕事とする方にとって、一番目の入り口、
指標となる内容ですが、多くのシーケンス制御の実用書はシーケンス制御についてしか
語られてなく、そこに至るまでの過程や、物事の捉え方、制御対象に対する理解の方法
など実践で必要になる重要なポイントが抜け落ちた内容になっており、実際当社でも
社内の教育用にシーケンス制御の実用書を十数冊購入して読んでみましたが、どれも
実務をする上でなんの役にも立ちませんでした。
 これはラダー言語を理解すということと、それを使って制御対象を制御するという
ことが別の意味であるのに関わらず、ラダー言語を理解すれば、シーケンス制御が
マスター出来るといった、勘違いをさせる実用書が多く出版されているからです。
 この理由は多くのシーケンス制御の実用書が大学教授などにより執筆され、
彼らは実務についたこともないのに、これからシーケンス制御をマスターし、
それを仕事としたい方向けに出版されている為です。
 本書は、当社での教育用に作成されたテキストが元になっていますので、実践的で、
実用的な内容になっており、これからシーケンス制御を仕事として始める方や、
社内のシーケンス制御技術者の教育用として、是非ご活用ください。

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