人生を変えた、小さな「最強の」習慣: パニック・対人恐怖・うつから解放される克服ワーク

2022年3月10日 2022年3月10日 5分55秒

KUbooks

著者：みやたひとみ
ページ数：104

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「消えたい」「生きるのをやめたい」「死にたい」「忘れられたい」「生まれたことを後悔している」「違う人生に生まれたかった」―― 明日は人生が終わってしまいそうだったので、「あと一日」ずつ、生き直してみました。

14歳のある日、突然息ができなくなり、授業開始のチャイムが鳴ると教室に入れなくなった私は、「人と違う自分」が怖くて、大人になるまで誰にも相談できませんでした。19歳でようやく「病名」がわかり、希望を持ち前向きに治療に励みましたが、「一生治らない」「薬と一生付き合っていくしかない」状況であることがわかり、絶望しました。生きるために働き続けても、心身の不調から転職を繰り返し、お金もなく、食べるものも底をついてしまいます。

人に会うことができず、起き上がることさえできない日もあり、昼夜は逆転。生きている意味が分からず、ひたすら「死」を望み、「死」に怯え、光の無い辛く苦しい毎日。世の中、環境、周りの人を恨んで、生まれてきたことを心から後悔していました ――

この本は、「明日こそ死ぬかもしれない」という恐怖から逃れるために、「『今』できることひとつを実行」し続けた、約20年間の葛藤をもとに書いています。現在は体質も大きく改善し、健康を手に入れることができました。生活の中で取り組んだ「小さな習慣＝『克服ワーク』」の中から、あなたも「『今』できること」を見つけて、実践してみてください。

改善に必要とされる「朝起きる」「運動する」など、必死で取り組んでみてもうまく行かなかったのは何故なのか？失敗を重ねた結果、「うまく行くための順番（アルゴリズム）」があることを見つけました。もし専門家の方がこの本を読んでくださるならば、「たった一人の事例」ではありますが、現実に起こった出来事です。心身の不調、不登校、希死念慮に苦しむ方が少しでも安心できるよう、参考にしていただければ幸いです。

また、私自身の小学校相談員の経験から、「ご家族の方」「学校の先生方」からは見えにくい、思春期・青年期の悩みの「一つの情報」として、ご活用いただければと思っています。

パニック、対人恐怖、うつなどの不安な状態から少しでも楽になれるよう、自分に合った「ヒント」を見つけて、「あなたらしい人生を」笑顔で送ることができるよう、心から願っています。

『人は変われる。一生成長できる。』
私の病気の改善に全力を尽くしてくださった、全ての方に感謝を込めて。
世界中のパニック・対人恐怖・うつで苦しむ人に、情報が届きますように ――

人生を変えた、小さな『最強の』習慣　目次

◆はじめに◆
〇「克服ワーク」とは？
〇文字を読むのが辛い方へ

このようなことに苦しんでいませんか？
・生活編
・学校編
・社会人編
・治療・カウンセリング編

◆第1章◆ 生きる苦痛から逃げたい

14歳、誰にも相談できなかった
・息ができず、教室に入れない
・私が死ねばよかった
・学校も人類も消えてほしい

ようやくわかった「病名」が希望
・全力に振り切った社会人生活
・病院へ行くだけで体力を使い果たす

「一生治らない」「薬とうまく付き合っていくしかない」現実
・治療をすれば治ると信じていた

消えたい　居なくなりたい
・昼夜逆転でさらに転落
・目が覚めず、お金も食べ物もない

生かされている命、この世に生まれた理由
・恥と失敗しかなくても
・実家暮らし、結婚と不妊治療で軌道修正
・私がこの世に生まれた理由