著者:賀門康至
ページ数:236

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この物語は、著者自身の実体験とこれから実現したいことが入り混じったものである。

日本の電機メーカーの衰退はニュースなどを見ていてもよくわかるもので、メイドインジャパンの製品は外国に抜かれているのが現状だ。
もちろん、素晴らしいものも多くあるが、グローバル・リーダー企業は日本から育たなくなってしまったように見える。

電機メーカーの製品開発で一番重要なのがエンジニアの存在だ。
それなのに、日本のエンジニアの多くは技術は高いのにモチベーションが低い。
理由のひとつとして、日本の企業の多くはエンジニア一人ひとりを作業員としてしまっている現状があるからだ。

この物語は、やりがいを持ってエンジニアとしての幸せを知っている主人公が、開発部門の部長となり若手のエンジニアたちが退職していく状況を知るところから始まる。
エンジニアとしての幸せがなにかを考え始め、やがて製品開発組織の改革の必要性に目覚め物語は進んでいく。

TOCで組織の根本問題を捉え、リーン製品開発とジョブ理論の学びから世界観を作っていく改革手法を体験して欲しい。

製品開発に携わる人すべてに読んでほしい物語である。

【目次】
はじめに
主な登場人物
プロローグ

第一章 衰退していく組織
予兆
虚しい開発の実態
迷える若きエンジニア
中抜きされた開発

第二章 60daysプロジェクトの発足
うれしい思いつき
思わぬチャンス
成功事例探索の入り口
キックオフ会議

第三章 ベストプラクティスからの学び
チーフエンジニア制とプロジェクトマネージメント
セットベース開発とA3報告書
リーン製品開発の実践
ベストプラクティスをTOC思考プロセスで生かす

第四章 戦略的アプローチ
踏み込んだ議論
戦略とはシンプルで驚き
若い力を引き出す
負の連鎖の元をたどる

第五章 マーケティング思考と世界観
マーケティング思考の重要性
反対勢力
落ち着かない年越し

第六章 新たな価値観を生み出す
No.1を作り出す
見えてきた全体像
受け入れられる提案へ

第七章 新たな船出
最後のパーツ
開発革新プロジェクト最終報告会
新たな船出

おわりに
参考文献
プロフィール

シリーズ一覧

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