著者:松尾 政彦
ページ数:269

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[商品について]
―桜は、人の世に芽吹く想いを受けて美しく咲き続ける―
堺の商人の一人娘お蓮と桜守の荘吉。吉野の桜の下で出会った少年と少女は、超えられない身分の壁を越えて互いに惹かれ合うようになっていく。しかし徳川の世で、その恋は実る筈もなかった。ふたりの仲を裂こうとする大人たちに対して、荘吉への愛を貫こうとするお蓮。やがて荘吉は、お蓮の幸せを願いひとり修験の道に入り、女人禁制の山で消息を絶つ。荘吉の死を弔うため、男装して女人禁制の山に入るお蓮。不思議な現象が起きる山で、お蓮が見たものとは――。美しい桜を通じて、男女それぞれの愛の形を幻想的に描いた魂の救済の物語。

[目次]
雪の宿にて……
第一章
第二章
第三章
第四章
第五章
第六章
第七章
第八章
お蓮の桜
あとがき

[担当からのコメント]
人それぞれ、男女それぞれにある愛の形。この物語は、ふたりのどちらの側に立つかによってその印象が異なるかも知れません。時を超えて咲き続ける桜が静かな余韻を残す美しいこの物語、男性・女性を問わず読んでいただきたい作品です。

[著者プロフィール]
松尾 政彦(まつお・まさひこ)

昭和27年、三重県一志郡美杉村(現、津市)生まれ。奈良県香芝市在住。

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