著者:堀江匡平
ページ数:54

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 Dialogflowは、Googleが提供する自然言語解析エンジンであり、特にチャットボット開発において、比較的プログラミングに慣れていない方でも簡単に開発できる便利なツールです。近年は、DX(デジタルトランスフォーメーション)が叫ばれており、いわゆる業務の自動化や効率化において、チャットボットは注目されています。また、世の中には様々なチャットボットが誕生しており、画面の向こう側にコンシェルジュがいなくとも、ユーザーとコミュニケーションが取れるため、主にサービス業務における導入が急がれています。そこで本書は、Dialogflowを用いたチャットボット開発のための知識をまとめたものとなっています。著者が、Dialogflowに注目したのは、Googleサービスとの連携がしやすく、より自由度の高いチャットボット開発が実現できると感じたからです。本書では、Dialogflow上でGoogleカレンダーAPI、GoogleスプレッドシートAPI、GoogleドキュメントAPI、Google vision APIを使うためのソースコードのサンプルをシチュエーションに合わせてご紹介しています。Dialogflowでチャットボット開発する場合、プログラミングの知識がなくても、ユーザーとのやり取りが可能ですが、例えば、予約システムを構築したい場合は、Googleカレンダーと連携したり、ユーザーの回答などを記録したい場合、Googleスプレッドシートに記録する、ユーザーの入力によって、請求書などの書類を作成したい場合、Googleドキュメントのテンプレートに自動入力できるようにしたりと、機能によってはプログラミングの知識が必要になります。また、Dialogflowでは、プログラミング言語node.jsを使用しているので、node.jsに詳しくない場合は、実装に時間がかかってしまいます。シチュエーションに合わせたソースコードのサンプルがあれば、よりスムーズにチャットボット開発に着手できるので、本書で紹介する運びとなりました。さらに、Googleサービスとは別に、ユーザーの入力によって、メール送信したり、stripe決済を実装するためのソースコードも合わせて掲載しています。Google公式のドキュメントやstripeの公式ドキュメント、またはこの手のブログ記事と合わせて、Dialogflowでチャットボット開発を行う手助けになればと思います。ただし実装のステップを明記してはいませんので、Dialogflowの公式ドキュメントやGoogleの公式ドキュメントなどを参考に必要な設定を行っていただければと思います。その代わりに、システムを構築する際に躓きやすいポイント、例えば、ソースコードやAPI連携は出来ているのに、ユーザーのやり取りがGoogleスプレッドシートに記録されないなどのちょっとしたトラブルについては、いくつか触れていますので、参考していただければと思います。

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