竜の子は楽園で目を醒ます (g-n-shelf)

<人と竜人の異世界ファンタジー＞※シリアスなお話です。溺愛ですが、ほのぼのしたお話ではありません。主人公が苦しむ場面を含みます。
竜人の末裔レナは、一族が自給自足で暮らす谷合いの里で懸命に生きていた。ある日レナが成人の儀式を終えると、幼馴染みのタハトに突然求婚された。その気がなかったため断るが、強引に迫られ受け入れざるを得なかった。ところが婚礼の儀式を翌朝に迎えた夜深く、何者かに里が襲われた。美しいレナは女性に間違われ、他の若い娘と共に連れ去られてしまう。
奴隷市で男であることが明らかになり、金にならなかったことに腹を立てた野盗達は、レナの体の鱗を全て剥いだ。苦しみの中で死を覚悟したその時、巨大な竜とその背に乗る立派な男性が現れレナは救われた。エストレイア国の領主であった彼・ウォーレンはレナを介抱し、家族の一員としてあたたかく迎えるのだった。

レナは彼が守護する竜の楽園で手伝いを始め、次第に本来の元気な姿を取り戻し、ウォーレンに恋し、またウォーレンも美しく愛らしいレナに好意を抱く。しかし異種族交配が制限された国にあって、レナは竜の血を持つことを明かせず、求愛を受け入れることが出来ずにいた。そんな時、楽園で事件が起こる。

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このお話はWEBの再録です。WEB連載時にご要望を頂いたIF展開があり、自サイトに置いています。
興味がある方は覗いてみて下さい。タハトルート2篇（バッドエンド）とインフェルノルート1編（ハッピーエンド）です。