著者:Global Career Strategy Japan
ページ数:83

¥480¥0

前著「最強のNETFLIX英語勉強法」では、NETFLIXという最高の娯楽で楽しく、しかも効率的に英語のレベルを上げる方法についてお伝えしました。本書ではNETFLIXというエンタメから離れて、海外ニュースで英語力をレベルアップさせる方法についてお伝えしたいと思います。
 
前書でお伝えした通り、自分の好きなことや楽しいことで英語を覚えるのが最も続く勉強法であり、最も吸収率が良いことは間違いありません。しかし人によっては、海外ドラマや映画といった娯楽作品よりも、生活に根ざした日々のニュースで英語力を上げたいという方もいるでしょう。
 
また、NETFLIXのような娯楽をメインに英語力をアップさせつつ、ニュースも英語で観るようになれば、より生活の24時間を英語化することができます。日常のすべてを英語に置き換えたいと思っている方にも海外ニュースを取り入れることはおすすめです。
 
毎日の生活の中でニュースをまったく観ないという方は少ないと思います。海外ニュースを観るようになると日本だけでなく、海外で起こっていることにもアンテナを張るようになり、よりグローバルな視点で世の中を俯瞰することができるようになります。
 
日本で起こっていることについても、日本のメディアの取り上げ方と、イギリスのBBCやアメリカのABCの取り上げ方では異なる視点で伝えていることも多くあります。複数の視点で世の中の事象を眺めることは、無意識に受け取っているバイアスをフラットにするためのひとつの方法でもあり、自分自身のグローバル化における大事なポイントでもあります。
 
そういった意味では、本書では英語のレベルアップという観点だけではなく、海外メディアを含む様々な視点からニュース情報を収集することにより、よりグローバルでニュートラルな情報リテラシーを持った自分を形成できるようになります。
 
とはいえ本書のメインの目的は英語力アップですから、海外ニュースを使って英語力をアップさせていく方法を具体的にお伝えしていきたいと思います。また、海外ニュースで使われる表現はビジネスの現場で応用できる表現も多く、外資系を含めグローバルなキャリアを志向される方にもおすすめです。
 
前書でNETFLIXを字幕なしで理解できるようになれば、TOEICの900点台も楽勝で取得できるとお伝えしましたが、海外ニュースについても同様のことが言えます。ニュースは万人が理解しやすいように作られているので、海外ドラマのようにキャラクターごとの強いアクセントや癖はありませんが、それでも早口の海外ニュースを理解できるようになるにはかなりのハードルがあります。
 
後ほど紹介するアメリカのABCのニュースをリアルタイムで初めて観てみて、すべて聞き取れて理解できる人はきっと少ないでしょう。海外ニュースを字幕なしで理解できるようになった時、きっとあなたのTOEICスコアは900点台に余裕を持って到達していることかと思います。
 
本書がみなさまの英語力レベルアップ、そして日々の情報収集のグローバル化の一助となれば幸いです。
 

<目次>

はじめに
第一章 海外ニュースで英語を上達させるメリット
 色々な国のアクセントに慣れる – アメリカ・イギリス・インド・シンガポール(UK・US・APAC・EMEA)
 情報バイアスをフラットにする – 様々なメディアの視点で世の中を俯瞰する
 ビジネスで即戦力になる
 TOEICは楽勝でクリアできる
第二章 海外ニュースを「観て」英語力をレベルアップさせる!
 Youtubeで海外ニュースを観る
 ABC:アメリカ
 NBC:アメリカ
 BBC:イギリス
 Sky:イギリス
 ABC:オーストラリア
 CNA:シンガポール
 India Today:インド
 France 24 English:フランス
 Euronews:ヨーロッパ
 TRT:トルコ
 海外放送局のウェブサイト・アプリで海外ニュースを観る
 ABC:アメリカ
 ABC:オーストラリア
 リアルタイム配信 vs アーカイブ配信 – 字幕の有無
第三章 海外ニュースを「読んで」英語力をレベルアップさせる!
 海外放送局のウェブサイト・アプリでニュースを読む
 アメリカの海外ニュースを読む – ABC
 イギリスの海外ニュースを読む – BBC
 オーストラリアの海外ニュースを読む – ABC
 わからない単語を手入力なしで調べる方法
 ブラウザの翻訳辞書を活用
 スマホの場合(ブラウザの辞書機能)
 PCの場合(Chrome機能拡張)
第四章 海外ニュースを「聴いて」英語力をレベルアップさせる!
 Podcastで海外ニュースを聴く
 海外放送局のラジオアプリで海外ニュースを聴く
 Youtubeで海外ニュースを聴く
おわりに

※本書で紹介する海外ニュースチャンネルは書籍「世界情勢を最速で知る海外ニュースチャンネルガイド:ロシア侵攻・コロナ新株にリアルタイムかつ惑わされずに対応する:スピード・情報量・正確性の情報源」と重複している部分がありますので、既にこちらの書籍をお持ちの場合は予めご了承の上お読み頂ければと思います。

■ 第一章 海外ニュースで英語を上達させるメリット

色々な国のアクセントに慣れる – アメリカ・イギリス・インド・シンガポール(UK・US・APAC・EMEA)

海外ニュースを使って英語を勉強するメリットのひとつに、色々な国の英語のアクセントに慣れることができるという点があります。
 
海外ニュースと一口に言っても様々な国のニュースがあり、それらのニュースで聞ける英語のアクセントはすべて異なります。
 
アメリカやイギリスの英語ニュースは比較的耳にしたり、目にしたりすることが多いかと思いますが、インド・シンガポール・(イギリス以外の)ヨーロッパの英語ニュースはいかがでしょうか?日常的に見聞きしている方はあまり多くないかと思います。
 
インドの英語ニュースで聞けるアクセントは、イギリス英語・アメリカ英語とはもちろん異なりますが、インドの台頭によりビジネスの現場でインド英語に触れる機会は益々増えており、これらのアクセントに慣れておくことは非常に大きなメリットがあります。
 
また、シンガポールも英語が公用語であることから、ビジネスにおいてはAPAC(アジア環太平洋地域)のHQ(ヘッドクオーター)が置かれることも多く、シンガポールのアクセントに慣れておくことは日本を含むAPACで仕事をする上ではメリットがあります。
 
イギリス以外のヨーロッパ、例えばフランス・ドイツ・イタリアについても、それぞれの母国語がありますが、英語も同じくらい頻繁に使われています。ヨーロッパ圏の英語アクセントも、イギリス英語とは異なり独特のアクセントですので、これらのアクセントに慣れておくことも大きなメリットがあります。
 
海外旅行に行くときにももちろん役立ちますが、仕事でEMEA(ヨーロッパ・中東・アフリカ地域)の人々と仕事をする時にも、ヨーロッパのアクセントに慣れておくと便利です。
 
インターネットの発達によって、これらの様々な国の英語ニュースに簡単にアクセスできるようになりました。それを活用しない手はありません。
 
毎日色々な国の英語ニュースを聞くことによって、これらの様々なアクセントを理解できるようになります。そして理解できるアクセントが増えると、それらの共通点を無意識に理解するようになり、初めて聞く地域のアクセントでも理解がしやすくなっていきます。
 
また、アクセントだけではなく国によって使う英語の表現や単語が少しずつ異なりますので、その国でよく使われる表現や言い回しにも親しむことができます。わかりやすい例で言うと、アメリカはストレイトフォワード(率直)な表現を好んで使うのに対して、イギリスは日本人のように婉曲な表現(遠回しな表現が上品とされる)を好みますよね。
 
そういった国ごとの違いが見えるのも、色々な国の英語ニュースを見聞きするおもしろさのひとつです。 〜本書に続く

【Kindle限定】最強の海外NEWS英語勉強法:「観る・読む・聴く」の海外ニュース英語学習法でTOEIC900点も楽々!外資系グローバルキャリアで使える英語力にレベルアップ!【最強の英語勉強法シリーズ】#2

シリーズ一覧

 

  Kindle Unlimitedは、現在30日間無料体験キャンペーンを行っています!

この期間中は料金が980円→0円となるため、この記事で紹介している電子書籍は、すべてこのKindle Unlimited無料体験で読むことが可能です。

Kindle Unlimited 無料体験に登録する