著者:Global Career Strategy Japan
ページ数:75

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今世界はかつてないほど不安定な状態です。数年前のコロナ禍に始まり、ロシアのウクライナ侵攻、世界規模の問題が立て続けに起こる中、先のことは誰にも読めません。
 
そのような状況下でますます重要になってくるのが、世界のニュース・情報を速く・正確に・十分に受け取れることです。スピード・正確性・情報量、そのどれも欠けないようにするにはどうしたら良いでしょうか。残念ながら、日本のニュースを見ているだけでは、スピード・情報量ともに足りません。
 
正確性という面では、日本の報道局のレベルは高く公正さにも定評がありますが、どんな報道局にも少なからずバイアスがあるように、日本のニュースでは日本というフィルタを通したニュースしか入ってきません。
 
 
リアルタイムに必要な情報にアクセスするためには、海外のニュースも情報源とする必要があります。
 
ウクライナ侵攻が始まった日、日本の各放送局ではウクライナ侵攻開始の初期情報のニュースを流していましたが、イギリスの放送局Sky(スカイネット)ではNATOのコメントをライブ中継していました。
 
ニュースが日本語になって伝わってくるまでには時差があります。英語のニュースであれば、英語圏の国々と同時にリアルタイムで情報を受け取ることができます。
 
 
情報量を取っても、日本で流れるニュースと海外全体のニュースでは大きく情報量が違います。
 
日本語を共用語とする人数の母数と、英語を共用語とする人数の母数が大きく違うので当然のことです。
 
また、各国で起きていることを集めた事例データの数が違います。各国のデータは基本的に英語で流通しますが、そのすべてが日本語に訳される訳ではありません。
 
 
情報の正確性・バイアスについては、日本でも海外でもその性質は共通で、共通の課題があります。
 
SNSではフェイクニュースが飛び交い、惑わされた人々によって思わぬ行動が生まれ、思わぬ混乱が生じてしまうことは世界のどこでも同じです。
 
ただし、バイアスに騙されないためにもできることがあります。
 
日本で正確な事実を集める場合にも、信頼のできる報道局や新聞社などを選び、SNSなどの情報ソースの不確かなものは鵜呑みにしないのが鉄則かと思います。
 
そして、信頼のできる報道局と新聞社はひとつの国に偏らず、複数の国に持っていた方がよりバイアスから逃れ、正確な情報にたどり着く可能性が上がります。
 
なぜなら、それぞれの国に少なからずバイアスがあるのです。情報統制のある国にバイアスがあるのは顕著ですが、日本にだってバイアスはあります。歴史の教科書などは各国の主観が事実として書かれ、国によって複数の事実があるのもその例です。
 
そのため、アメリカ・イギリス・EU・オーストラリア・日本・中東・アジア諸国など、様々な国の信頼できる報道局・新聞社から情報を集め、バイアスを減らし正確な事実を探していくことが重要です。
 
 
世界中が混乱しているときほど、私達はニュートラルな情報を最速で十分に受け取らなくてはなりません。
 
そのためには、日本のニュースを観て・読んでいるだけでは足りないのです。
 
本書では海外のニュースにアクセスするためのチャンネルを紹介していきます。
 
今回のロシア危機のみならず、様々な世界情勢において素早く正確な情報を各種ソースから仕入れるための一助となればと思います。
 
もちろん、私が紹介したものを鵜呑みにすることなく、みなさん自身で正確性・スピード・情報量などを吟味しながら、新しい情報収集チャンネルを構築していってください。
 
くれぐれもSNSや身近な人から入ってくる「信頼できる機関に勤める友人の友人」の情報に踊らされないように気をつけてくださいね。友人の人間性は信頼しても情報リテラシーは簡単には信用してはいけません。
 
英語でニュースを観たり・読んだりすることに抵抗のある方は書籍「最強の海外NEWS英語勉強法: 「観る・読む・聴く」の海外ニュース英語学習法でTOEIC900点も楽々!外資系グローバルキャリアで使える英語力にレベルアップ! 」で海外ニュースを活用して英語力を高める方法も紹介していますので、併せて参考にして頂ければと思います。。
 
それでは、早速見ていきましょう。

<目次>

はじめに
第一章 世界情勢を海外ニュースで知るメリット:日本のニュースだけでは追いつけない速度・情報量・正確性
 世界で起きていることをリアルタイムで知れる:日本語になるまでの時差・情報の速度がより重要
 情報量が圧倒的に多い①:日本語と英語の母数の差
 情報量が圧倒的に多い②:世界中の事例データ
 複数の視点で世界を俯瞰できる:様々なバイアスを知ることによるニュートラル化
 情報リテラシーの向上:フェイクニュース・SNS・心理的要因
第二章 海外ニュースを最速で観る:ライブ映像チャンネル
 Youtube Live and Archive
 ABC:アメリカ
 NBC:アメリカ
 BBC:イギリス  
 Sky:イギリス
 ABC:オーストラリア
 CNA:シンガポール
 India Today:インド
 France 24 English:フランス
 Euronews:ヨーロッパ
 TRT:トルコ
 放送局ウェブサイト・放送局アプリ
 ABC:アメリカ
 ABC:オーストラリア
第三章 海外ニュースを最速で読む:ニュース記事
 放送局・新聞社のウェブサイト・アプリ
 ABC – アメリカ
 New York Times – アメリカ
 BBC – イギリス
 ABC – オーストラリア
 The Moscow Times – ロシア
第四章 海外ニュースを最速で聴く:ラジオ・ポッドキャスト
 海外放送局のラジオアプリで海外ニュースを聴く
 Podcastで海外ニュースを聴く
 Youtubeで海外ニュースを聴く
第五章 海外ニュースの英語を理解する:辞書・字幕・再生速度を活用
おわりに 

※本書で紹介する海外ニュースチャンネルは書籍「最強の海外NEWS英語勉強法: 「観る・読む・聴く」の海外ニュース英語学習法でTOEIC900点も楽々!外資系グローバルキャリアで使える英語力にレベルアップ! 」と重複している部分がありますので、既にこちらの書籍をお持ちの場合は予めご了承の上お読み頂ければと思います。

■ 第一章 世界情勢を海外ニュースで知るメリット:日本のニュースだけでは追いつけない速度・情報量・正確性

第一章ではまず、世界情勢を最速で知るための海外ニュースのメリットを確認していきたいと思います。
 
海外ニュースにアクセスするためのチャンネルを早く知りたい方は第二章までスキップして頂ければと思いますが、海外ニュースの特性を理解した上でニュースを観て・聞いて・読んだ方が、よりそのメリットを活かし切ることができると思います。
 
よろしければ、しばしお付き合い頂けましたら幸いです。

世界で起きていることをリアルタイムで知れる:日本語になるまでの時差・情報の速度がより重要

まず最初は海外ニュースの最大のメリットのひとつ、今世界で起きていることをリアルタイムに、スピード感を持って、最速で知ることができるという点です。
 
基本的な話ですが、海外のニュースは英語で、日本のニュースは日本語で流れます(英語以外の言語のニュースも多々ありますが本書では英語にフォーカスします)。
 
世界の共通語は英語ですので(国により認識は異なりますが)、基本的に各国で起きた出来事はまず現地語と英語で記事になります。
 
日本の報道局・新聞社でニュースが流れるまでには、英語で入ってきたニュースを日本語に落としこむまでの時間があります。
 
また、世界では同時多発的に様々なことが起きているので、すべてのニュースをリアルタイムで日本語にすることはできません。

〜本書へつづく

【Kindle限定】世界情勢を最速で知る海外ニュースチャンネルガイド:ロシア侵攻・コロナ新株にリアルタイムかつ惑わされずに対応する:スピード・情報量・正確性の情報源

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