『大事なことはゲームで学んだ。▼』: ～助けてくれたのは5つのセーブデータでした～

ゲームの中の主人公は、自分を鍛えて敵を狩るだけでお金を稼げる上に、周りからは『お前は強いのに頑張るなぁ。▼』と認められ、居場所もある。しかも同じ目的を持った仲間だって出来る。
その仲間と世界を冒険し、その目的が終わればまた新しい目的が出来て…そんな主人公のような理想の人生を歩めたらなぁ、と考えたことありませんか？

現実ではいつも期待しては裏切られてしまう。それは自分が正しく人を頼れていなかったから。
『私がやりたいことを出来ないのは〜』と文句が出るのは、自分でその環境を選んでいたからでした。

何故わざわざうまく行かない道を選んでいたのか？実はそうすることで得られる快楽があったからです。自分さえ我慢すれば物事はスムーズに進み、苦手な人にエネルギーを使うことなく、楽でしたから。
『そんな生き方で本当にいいの？もっと自分のやりたいことやってみたいって思わないの？▼』
そんなことを言うもう一人の自分もいました。

この本は筆者がプレイしたゲームに基いて、独断と偏見を交えながら『自分のやりたいことを実現させる』為にはどうしたらいいのか、そんな感じの攻略本として書いています。
なぜゲームなのか？という点ですが、私自身やりたいことが出来ず文句や愚痴ばかりの日々を送っていました。ですがゲームにおいては進む道が分からなくなった時『え、次どうするの？▼』と文句を言いながらも、今出来ることを全て試しながらやりたいこと(ゲームクリア)へと向かっていたのです。『この考え方って人生にも応用出来るかも。▼』と思い、『主人公になる』を試してみることにしたのです。

自分の人生においては自分が主人公です。自分の好きな選択肢を選んだって誰かに文句を言われる筋合いはありません。ですが社会の主人公は自分ではありません。ここで間違えないで欲しいのは、社会においての選択肢と、自分の人生においての選択肢です。これがどういう意味なのかは、実際に読んで確かめてみてください。

『自分のうまく行かない状況』を『今ゲームだったらどんな場面？▼』と客観的に例えてみることで、自分の問題をどう攻略していけばいいのか分かってくるのではないでしょうか。

社会の主人公になろうとせず、まずは自分の人生の主人公になることを目指してみてください。

目次

はじめに

ゲームスタート

セーブデータ1～正しく人を頼ること～【対価を払う】
◇『いらっしゃいませ。▼』【お金】
◇海を渡りたい時【己の知恵や実力】
◇『Aが欲しいならBを探してこい。▼』【時間】

セーブデータ2～今置かれている環境は自分の選択～【〇〇のせいにしていない？】
◇味方ガチャ【運】
◇強キャラと弱キャラ【自分】
◇2Pプレイ【人】

セーブデータ3～社会の主人公はいない～【協力する場所】
◇戦い【役割】
◇パーティ【サポート】

セーブデータ4～自分の人生の主人公～【もっと自由でいい】
◇装備やスキル【好きなもの】
◇サブイベント【好きなこと】

セーブデータ5～目的たるボスの城へ～【ラストスパート】
◇アイテム回収【準備】
◇レベル上げ【成長】

エンドロール

おわりに