著者:長 英一郎
ページ数:100
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厚生労働省が「地域包括ケアシステム」という言葉を使い始めてから早○○年。
病院や介護施設の業界でいる方であれば、名前は知っているものの、本当の意味を知っている人は少ないかもしれない。
ましてや高齢者をはじめ一般国民は「地域包括ケアシステム」について名前すら知らないのではないだろうか?
「地域包括ケアシステム」を学術的に解説するような書籍はいくつか市販されているが、事例などをまじえ紹介するような本はまだまだ少ない。
本書では、第1章で鹿児島の都市部・地方部における地域包括ケアシステムの取り組みをご紹介いただき、それをもとに第2章、第3章とディスカッションをする。
ディスカッションのメンバーは、医師、弁護士、病院事務長、医師紹介会社、MRなど職種は様々である。
時には、病院の立場から
時には、行政の立場から
そして、時には住民の立場から
意見交換をした。
とりあげる事例もさまざまで、行政だけでなく医療法人や株式会社の取り組みも紹介する。
また、日本国内だけでなく海外の事例もとりあげる。
理想的な「地域包括ケアシステム」とは何か?
正解のない問いに対して真っ向から向き合った書籍である。
<目次>
なんか変だよね! 地域包括ケアシステム
まえがき
第1章 鹿児島での医療法人玉昌会の挑戦
高齢化が進む鹿児島で医療介護を提供する玉昌会
鹿児島姶良市でどう高齢者を支える?
鹿児島姶良市人口を中学校区で分解してみた
子育て世代は実は孤独
医療・介護だけではカバーできない!
都市型モデルと地方型モデルの違い
地方を活性化するための創生
ビッグデータでつなぐ地域
第2章 講演質疑応答「なんか変だよね! 厚労省の地域包括ケアシステム」
80歳の父をみて思うこと
地域包括ケアシステムの中心は医療介護ではない
高齢者本人が主役
77歳の母がホームページを更新
生きがいは仕事や役割をもつこと
病院職員も知らない地域包括ケアシステム
地域のつながりがある千葉県佐倉市
地方では不足しがちな医療介護
地域包括ケアシステムは絵に描いた餅?
旗ふり役がいない地域包括ケアシステム
訪問薬剤師がまちおこし
全国で9000ほどある中学校区
鹿児島市と姶良市の地域包括ケアシステムの違い
第3章 ディスカッション「事例で学ぼう! 地域包括ケアシステム」
行政 VS 民間
核家族化で家族では支えられない
行政からの丸投げでは民間は動きづらい
民間では知りえない情報をもつ行政
意外に? 暮らしやすい東京
自動運転で変わる高齢者の足
老老介護も必要だよね
知名度が低い地域包括支援センター
聖隷佐倉市民病院での高齢者ボランティア
ゲートキーパーになる地域包括支援センター
国交省のスマートシティ構想もあり
病院がまちづくり
子ども食堂を通じて多世代が交流
行政が立ち上げたコミュニティー事例
病院のソーシャルワーカーが地域に出向いて講演
パチンコ屋がコミュニティーの場でもいい
中学校区にしばられなくてもいいのでは?
ドイツのコンパクトシティ事例
環境にも配慮! 欧州でみられる路面電車
民間企業主体の地域包括ケアシステム事例
大学病院とも仲良く! 地域立病院のまちづくり
「あおいけあ」自然に高齢者と子どもが交流
認知症を楽しむ
インセンティブがあってもいい
地域包括ケアシステム コーディネーターの登場?
元気高齢者にどう動機づけする?
定年後に何をするか?
医療機関だけではまちづくりに限界
行政にも関与してほしいまちづくり
定年後にかがやくために
MRの経験をいかし地域を回る
定年後も学びをやめない
現役MRがラジオのパーソナリティーに
富山県でとり組む地域包括ケア
あとがき
<著者所属>
医療経営オンラインサロン
<編集代表略歴>
⻑ 英⼀郎(おさ・えいいちろう)
東⽇本税理⼠法⼈ 代表社員 1974(昭和49)年、埼⽟県⽣まれ。
中央⼤学商学部卒業後、公認会計⼠の資格を取得し、現法⼈⼊職。
「患者視点の医療経営アドバイザー」として、10以上の医療法⼈の監事を務める。
コロナ禍となっ た2020年からはオンライン講演の他、医療経営オンラインサロン、 YouTubeなどオンライン系の事業も⼒を⼊れている。介護施設を運営している学研ホールディングスの社外監査役でもある。
<表紙イラスト>
ゆうすけ(伊藤 勇介(いとう・ゆうすけ))
静岡大学 総合科学技術研究科 工学専攻を修了。
通信機器メーカーに就職した後に独立。現在は個人事業主としてデザイン・Web制作・ブログをメインに活動。
シリーズ一覧
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