著者:大池雪実
ページ数:87

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 女性客の接客は、女性スタッフにはかなわないと思っていないでしょうか?
 女性の好みや感覚は男には理解できないと、あきらめていないでしょうか?

 そんなことはありません。男性でも、女性の気持ちを理解することはできます。それも特別な能力は必要ありません。そして、男性スタッフだからこそ、女性客に与えられる価値もあります。

 世の中では女性に対しては、「共感」が大事と言われています。
 確かにこれは正しいのですが、単に言葉に同意するだけでは、女性の信頼を得ることはできません。
 実は女性は男性にリードされたい、という思いも持っています。この思いを正しく刺激すれば、女性スタッフ以上に女性客の信頼を得ることが可能になるのです。

 実際このようにして、セラピストの私は多数の女性の方の指名を頂いてきました。
 私は大池雪実(おおいけ ゆきざね)と申します。
 東京の曙橋という場所で、コリンズというマッサージ店を経営をしながら、一人の男性セラピストとしてもお客様に接しています。

 お店のお客様の半数以上は女性です。さらにマッサージ店ということで、お客様の身体に触れていくわけです。ですから男性である私は、コミュニケーションや清潔感には特に気をつけて対応しております。
 その結果、通常、私の規模のお店であれば、一人のセラピストの指名客として良くても40名程度が普通の中、80名を超える指名を取れるようになりました。半数以上は女性です。
 女性客からは特に高評価を頂いており「質問や会話をしっかり拾ってくれる」とか「手がすごくスベスベ」などと、嬉しいご意見もたくさんいただいております。

 本書では、そんな私が女性客の懐に飛び込み、信頼を得るための方法をお話し致します。
 ポイントは大きく3つになります。1つは女性としっかりコミュニケーションをとって好感を持ってもらうこと、2つ目は女性に自分の専門家としての実績を信頼してもらうこと、最後に女性に拒否されないために外見や身体を整えることです。
 これらポイントについて1章ずつ、じっくりと丁寧に説明させていただきます。

 恋愛のためのコミュニケーションやファッションは、お相手の趣味に大きく左右されるのでつかみづらいかもしれません。気分やタイミングも大きく影響します。
しかし、ビジネスのためであれば、「これをおさえておけば」という共通のラインがあります。ですので、理屈で理解できる部分が比較的多く、男性でも多少の努力をすれば、必ず習得できるものと考えています。

 また、女性をお客様とする時には、好かれるというより、嫌われない配慮が重要になります。だから地雷を踏まないために、NGな言動や身なりについては、本書で特に気をつけて執筆しました。
 さあ、女性に対する苦手意識をなくして、購買の中心である女性客を増やして、あなたのビジネスを成功させましょう。

目次
はじめに

第一章 女性の懐に飛び込むコミュニケーション術
・女性客にまずすべきこと
  最初のあいさつは声のトーンをあげる
  お客様を観察する
  女性客の2つのパターン
  雑談を雑談で終わらせない
・大事なのは変化に気づくこと
  髪ではなく、肌や爪をほめる
  すべってもいい、変化を見つけよう
・女性相手のコミュニケーション力の鍛え方
  共感力の磨き方
  女性のこんなところを見てみる
・これをやったらダメ、コミュニケーションのNG
  私が職場で出会ったNG

第2章 女性に認知されて、買ってもらう技術
・コミュニケーションも商品である
  興味がない話題でも話は広げられる
  長期的な関係を築くために
  SNSでメッセージするときの注意
・質問で自分の世界に引き込む
  話が飛ぶ時にはこう対応する
  質問で専門性をアピールする方法
・自己開示で本音を引き出す
  お客様が興味のあるところだけ自己開示する
  本音を隠す人への対応方法
・男性だからできること
  女性は男性に頼りがいを求める
  女性的な感覚で臨む
  女性はメンヘラの要素が多い
・女性にお金の話をする時にしっておくべきこと
  女性は安心・安全を求める
  女性相手には安さをアピールしてはいけない

第3章 女性に拒否されない清潔感をだすための生活習慣
・女性の求める清潔感を理解するために
  服装は手入れに注意
  髪や爪は短く、肌にも気をつかう
  ひげ、唇、アクセサリー
  香水は控えめに
  クチャクチャ音は評判が悪い
・清潔感、最初の第一歩
  まず爪のケアからはじめよう
  ひげ脱毛もある、鼻毛にも気をつける
  入浴はシャワーですませず、しっかり湯舟につかる
  自分の体臭を認識する方法
  太めの人へのアドバイス
・ケアを続けるために
  私が普段持ち歩いているケア用品
・とにかく水をしっかりととること
  水を飲むと、シワも加齢臭もおきない
  カフェインやアルコールでは水分補給にならない
  水はこまめに飲む
  食事はよく噛むことを心がける
・自分で判断せずに人に頼る
  服を選ぶ時には顔色に合う色を
  髪型だけでなく、眉にも意識を

第4章 5歳の頃から女性を癒してきた
・うつ躁の母親を癒す子ども
  母親を癒すために施術を学ぶ
  プロのセラピストとして
・カテゴリ女子と呼ばれた男
  更衣室に女性が入ってくる
  飲み会に行ったら、自分以外みんな女性
・持病が自分の強みを磨いてくれた
  君はハニュウ類だ
  泳げなかったのに水泳インストラクターに
・これからやっていきたいこと
  黄金律×マコの手
  仙人と呼ばれていた
  女性の愛情スタイルに共感する

おわりに
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