著者:sydneyminato
ページ数:147

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《はじめに》この質疑応答集は、私がナレッジSNSであるQuoraのサイトで受けた質問に回答した内容を掲載しました。このサイトには[2021年11月1日現在]既に1,500件以上の回答をしていますが、その中でも夢についての回答比重が高いので、夢をテーマに集めてみました。

私の中では夢は死と同じです。死と向き合うには寝て夢を見ることが一番の近道だと思っています。

そもそもが死んであの世に行くのではなく、この世も「あの世」の中に作られた特別な時空間であることに気付く必要があると思います。

だからこそ、この世は全て幻であり、あの世こそが御霊の居場所なのです。この世は人が身体を持つことによって、この世に拘束されるという仕組みがあります。

この世を感動的に語ることは決して悪いことではありませんが、それだけがこの世で気付くべきことの全てではありません。

実際には、この世は私達が囚われてここに居るという見方からも眺める必要があるのです。

というのは、チベット密教でいうところの『チベットの死者の書』に私は多くのことを知らせて貰いましたが、チベットの死者の書では、この世にもう生まれ変わらない為に死んだ人の耳元で、解脱(げだつ)を薦める呪文を唱えるのです。

私からするとこれは非常に理に適っていて、この世が幻であるからこその生まれ変わりを認めないやり方を導いているのです。

その先はご興味があれば読者の皆さんが独自に調べてみられると宜しいかと思いますが、私が言いたいのは、この世が決して全てではなく、あの世にいることが自然であり、全知全能に匹敵すると思うのです。

何故ならば、寝ている間だけ限定的に夢としてあの世を体験できる訳ですが、そこには時間も空間も限定されないのです。あの世とはそういうところなのです。

この世に身体を持つことに依って、あの世では全知全能だった能力が全て失われて不自由になるのです。

夢でなら空を飛べるのに、こちらでは重力や時間に縛られたり、はたまた人間社会のあらゆるルールに雁字搦めにされて全く自由が無くなります。

何故私が夢に拘っているのかと言うのも全てはここに答えがあります。

その夢への理解に皆様を一歩でも更に近付く手助けとして私からご案内できれば幸いです。

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