【無料で読める】仕事・家事を両立するママのための 1日3回食べるだけ！ 虚弱体質、アレルギー、うつに悩み続けた栄養士が激変した６つの習慣: 料理で自己肯定感を上げて人生を楽しむ方法

4年前の私は、うつ病一歩手前でした。ずっと学びたかった栄養学を学び、保育園に就職しました。
「子どもたちに美味しい給食を作るぞ！」「食育で子どもたちの食の関心を高めるぞ！」と意気込んで希望に満ち溢れていました。しかし、待っていたのは私自身の心と体の不調でした。いいものを食べて欲しい！と意気込み押し付けた私は同僚とギスギスした関係になり、そこからストレスを感じるようになりました。ストレスから食事がろくにとれなくなり、1年で体重は4㎏も落ち、扁桃炎になっては治り、治っては再発。その間にインフルエンザや謎のおさまらない頭痛。頭にはモヤがかかり、仕事の効率も落ちていく一方。突然涙が出る、吐き気、最終的には心療内科で睡眠薬を処方されるまでになりました。

栄養のプロなのに、恥ずかしい…。自分を責める毎日でした。これではいけないと退職し、休養期間中自分が持っている栄養学の知識で食事を整えるところからはじめました。しかし退職により心の調子は戻っても、体の調子はあまりよくなりませんでした。それでも退職前から思っていたことがありました。自分自身の心と体を整えて食事に悩む人たちにアドバイスができる人になろう。「自分で食べるものを選択し、判断できる」そんな人が一人でも増えるように、知識や考え方を伝えよう。その思いを持ったことが、私の転機になりました。栄養学をはじめとする食の知識を学び直し、自分自身の食事も変えていくと心と体がどんどん変わっていったのです。学んだことを自分事として吸収し実践する中で、普通の食事をがんばらずに続けるという大切さに気づくことができました。そして栄養バランスを気にする食事生活を続けることで、風邪で病院に行く事がなくなりました。さらにはちょっとしたことでいつまでも引きずってしまう性格だったのが、落ち込んでも「まあ大丈夫」と寝れば切り替えられるほど心も軽くなりました。

栄養のプロでも陥る食事の罠。この経験があるからこそ、今同じように心と体の不調に悩む人を食の知識で幸せにしたい。そう思うようになりました。この書籍では、がんばらずに続けられる、これを意識すれば心と体が変わる！というポイントをお伝えしていこうと思います。食事から幸せを感じられる心と体、そして人生を作っていきましょう。