【無料で読める】オールドレンズで撮る: モノクローム街歩き

最新ミラーレスカメラにオールドレンズをつけて撮るこのシリーズ。38作目の今作は新たな試みとしてモノクロ撮影に挑戦してみました。
使用した機材はCanon EOS RPにCANON 35mm f:1.8です。

写真上達のためにはいろいろ方法があると言われます。50mm一本で撮ることが上達につながるとか、モノクロで撮ってみるとか。

モノクロで撮ることでいつも以上に気にするようになるのは構図と光です。カラー写真のときは良くも悪くも色に助けられます。空がキレイな青のときはそれだけで良い写真に感じることもありますし、朝焼けや夕焼けが美しければそれもいい写真になりうる。しかしモノクロだとそうはいきません。今回も夕方に少しだけ写真を撮りましたが、モノクロでは表現できないものだ！と感じてボツになりました。

モノクロで顕著に現れるのは明るさから暗さへのグラデーション、階調です。これをいかに意識して撮るかが大事なのだと感じました。

また光と影が顕著に現れることもあり、カラーだとイマイチになりそうなものもそこを捉えられているとしっくりくるものもありました。

カラーに比べれば比較的地味な紙面になるかもしれませんが、このあたりの陰影や質感、ディテールなどを楽しんでいただければと思います。