著者:蛍雪 椿月
ページ数:139

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この世界は、なんと生きづらいのだろう。
多くの人が、一度はそう思ったことがあるのではないだろうか。
かく言う私がそう思ったのは、小学生の頃が最初だったと思う。
「…あぁ、死んでしまいたい。」
そんな言葉が、思わずぽつりと零れた。
「なら、その手伝いをしてあげよう。」
どこからともなく、そんな声が聞こえた直後、意識を失ってしまった。
序章より

気がつくと、ただ真っ白いだけの部屋にいた心は、初めは何もなかったはずのその部屋で、自分の監視役だという少女と出会い、奇妙で不思議な体験をする。
今までの不思議な体験を経て、心が選択するのは…死か、それとも生か。

普段の生活の中で、生きづらさを感じているすべての人に読んで欲しい。
周りに頼ることも出来ず一人で抱え続けてしまってはいないでしょうか。

それでも、死を選ばないで欲しい。
死ぬだけのエネルギーがあるのなら、それを生きることに向けて欲しい。

この小説を読んでくれたあなたが、少しでも明るい未来に向かいますように。

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