著者:ピーシー セーガル
ページ数:105

¥576¥0

近年、何かと話題に上るインド。漢文化の影響が希薄で神秘的な国、長い時を経て日常生活に編み込まれた複雑な階級システム、仏教発祥の地でありながら日本人の感覚とは異なる生活様式。インドの商都ムンバイではアジアで初めて鉄道が走った。現在アジアで最も裕福な男はそのムンバイに豪邸を構える。清濁併せ吞む巨大なうねりの中で、人々は正に生きている。

著者はインド国鉄地域部長時代の2001年、インド国西部グジャラート州で発生したマグニチュード7.7のブージ大地震に遭遇した。巨大な力を見せつけた自然への畏怖の念と共に、被災地の鉄道網復興に携わる傍ら、地域社会や精神的指導者との交流を通じて、科学と自然及び人間社会の営みの類似性を発見した。本書は、ストレスに満ち要求の多い現在社会において、心理的な安らぎと幸福を感じ、プラス思考のエネルギーに満ちた人生を送るための21の原則をエンジニア視点で紹介したものである。加えてこの日本語版では、日本人がインドのような巨大な新興国でビジネスをするための心得について、翻訳者の意見をコラムとして挿入した。

なお、原書(英語版)はインド国鉄所属の電気エンジニアが学ぶ、インド国鉄電気工科大学(Indian Railways Institute of Electrical Engineering)から出版されている。

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