著者:松井, 二郎
ページ数:274
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<目次>
◆1章 がんで死ぬのではない
・なかにし礼はなぜ死の宣告から8年生きた
・中村勘三郎、運命を分けたもの
・がんを考えるとき最初にぶち当たる議題
・「死ぬのはがんに限る」?
・枯れかけた植物に肥料をやる?
・介護が拷問に変わるとき
・お産とウ●コ
・がん検診で得る5つの不利益
・手遅れのがんでも痛まない
・2つの究極の恐怖が判断を誤らせる
・いざ死と向き合ったとき問われるもの
〈コラム〉1のストレスの人、10000のストレスの人
・がんの“片側”しか知らされない
・がんは寿命といわれても
・がんは大きくなるにつれて成長速度が鈍る(1)
・がんは大きくなるにつれて成長速度が鈍る(2)
・がんは成長が鈍るどころか、しないケースも
・まぼろしにつつまれて攻撃してもミスる
・なぜ医者の余命宣告はいつも「3か月」なのか?
〈コラム〉花粉とワンピースとテニスコート
・なぜ死なないがんと死ぬがんがある?
・がんや難病だから死ぬのではない
・焼肉の煙に放水をしない
・シミュレーション! いざ、がんを宣告されたら
・医者の言行不一致にどう対応すべきか
・評価すべきは医者の態度ではない
・ホロッときたらダメなのよ
・セカンド・オピニオンを言えない医師
・このお医者さんに嫌われたらどうしよう
・初動9割、治療1割
・すべてのがんに応用可能な2つの原理(1)
・すべてのがんに応用可能な2つの原理(2)
・何を得て何を失うか決断する
・子宮頸がんはがんではない?
・がん検診ってどうなの
〈コラム〉“がんによる自然死”をまっとうするための手術
◆2章 そもそもがんとは何者か
・がんは病気ではない
・がんは病気でない。成人病は?
・見えない敵が恐怖をまねく
・細胞のがん化、引き金は?
・がんに関わる2つの遺伝子
・がん細胞は不老不死
・がんの進行は速い?
〈コラム〉がん細胞は8000万年でも生きるか
・3大療法って?
・免疫療法って?
・5年生存率
・がんは治らない。では、対策は?
〈コラム〉胎盤エキスの罠
◆3章 がんという寿命の延ばし方
・ズバリ、がん予防法は
・トリハロメタン伝説を検証
・発がん物質は人工化学物質だけではない
・穀物のカビで肝臓が危ない
・ハムもソーセージも、あの健康食材も……
・保存できないものを保存できるようにするソルビン酸
・からだにやさしくない植物油
・白砂糖はクスリです。何の?
・夏のアイツがやっぱり危険
〈コラム〉あの1億人の疑問の答え
〈コラム〉「がんは遺伝する」はホント? ウソ?
・玄米は体にいい? 悪い?
・すごい生野菜ジュース、使用上の注意
・すごい味噌汁、使用上の注意
・ジャガイモ愛が爆発して止まらない件
・味噌汁の具は、あの野菜も優秀
・あの薬味の香りの秘密
・ニンニクでパワーアップ、だけじゃなく
・冬を楽しんでいるとがん対策になる
・大豆を半モヤシで食べるとは
・おとうふが最高すぎるこれだけの理由
・スーパーフード藻類
・コスパ最強! がんを予防する飲み物(1)
・コスパ最強! がんを予防する飲み物(2)
・少食の基本が最強のがん予防
・1日2食健康法を1回で解説
・甲田式ふたつの柱
・がんを防ぐには酸素を循環させる
・もし、「その時」が来たなら
‐本文「はじめに」より‐
平成の世を代表する歌舞伎役者がいました。その舞台を見たことがなくても、その明るい笑顔と気さくな人柄を目にし、好感を持っていたのはわたしだけではないでしょう。
役者の名は十八代目・中村勘三郎。
彼は〈食道がん〉を公表し、いってきます、とあの笑顔を残してテレビから消えたあと、アッというまに他界してしまいました。享年57歳。あのとき日本じゅうを覆った衝撃を忘れられません。
その同じ年に、同じ〈食道がん〉になりながら、対照的な予後を送った著名人がいました。ふだんテレビの表舞台には出てこないけれどもだれでもそのひとの言葉をきいたことがある人物。
作詞家、なかにし礼。
死を覚悟したという彼が生還し、テレビに出演した姿はこれががん患者だったのかと目を疑うほどお元気でした。そして8年後、がんではなく持病の心臓病で82歳で世を去りました。
中村勘三郎さんとなかにし礼さん、対照的なお二人の運命をわけたものは何だったのか。
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