著者:伊藤優子
ページ数:114
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あなたは「どうして赤ちゃんが欲しいのですか?」
2011年に看護師と兼業で産前産後のママをサポートしたいと起業した私ですが、本当に死にたいぐらい苦しいマタニティライフを送り、重症仮死の出産を27歳で経験し、その子が1歳半の時にはとうとう子どもが可愛いと思えないぐらい追い込まれ、育児ノイローゼだった私にとって、妊活女性の多くが思い描く、
「妊娠したら幸せ」
と思っている感情が最初は不思議でした。
産婦人科病棟でも、産後うつになる人や、子宮外妊娠や胞状奇胎、死産から中期中絶まで壮絶な経験をする人を見てきた中で、授かれないことももちろん苦しいのですが、「妊娠できたら幸せ!」と、その瞬間を追い求めていることに衝撃だったのです。
世の中には、妊活をサポートされている鍼灸の先生や整体師の先生、セラピストから経験系のカウンセラーまで、私が妊活サポートを始めた2013年と比べて本当に沢山の方が妊活女性をサポートする社会になりました。
しかし、妊活カウンセラーとして活動する中で、高齢妊娠での妊娠に耐えられるための身体作りや妊娠中のマインドを整えることが、産後うつを予防するだけでなく、産後の子育てを楽しみながらやっていけることを発信している人がまだまだ少ないように思うのです。
人は生きている限り「不安」はなくなりません。それは見えない未来に対して、絶対的な保証はないからです。
不安の反対は「安心」ですね。例えば、妊活している女性が妊娠をすると安心するかと言えば、ほとんどの場合が、今度は流産の不安に支配されます。
3人の子どもを出産した私は、今年43歳になりましたが、40歳では30%の流産確率が43歳になる私の流産確率は50%を越えるのです。
「2人に1人は出産できるんでしょ?」
と安易に考えられる人よりも、今度は染色体異常による不安で出生前診断を受けるか受けないかで迷う人も多いのです。
そこで大事なことがあります。
それは、
「どれだけ未来を信じられる自分になれるか」
です。
これによって不安に支配されるのではなく、どんな未来を作りたいかを想像することで、脳のイメージは授かる未来へと情報をキャッチしやすくなっていきます。
妊娠したら流産への不安、安定期に入ったら体重管理やハイリスク出産への不安、コロナ禍の今だと里帰り出産もなかなかできず、産後誰に頼るか、産後のサポートに対しての不安も出てきます。
出産したら抱っこじゃないと寝ない我が子に対して、家事もほとんどできず睡眠時間が3時間以下、、、そんな状態になって、
「こんなはずじゃなかった、、、」
と苦しむ人が数多くいます。
ただ、ご安心ください。決してあなたを脅しているのではありません(笑)
私は心の世界を学ぶことで、自分の苦しいマタニティライフも産後の苦しみも、元夫とのすれ違いの夫婦生活も全て自分が作り出した「思い込み」によってできていたことに気づくことができたのです。
2016年に未婚で出産した第3子は本当に、毎日が可愛い可愛いと子育てを楽しみ、第1子、第2子とあんなに苦しんだ産後の肩こり、腰痛、頭痛、尿もれからも解放され、産後1ヶ月から娘たちと全国を旅しながら、いろんなクライアントのサポートをし、2020年には本当に心から愛する今の夫と出会い4ヶ月で再婚をしました。
この本は、あなたが妊娠してママになるだけでなく、安心したマタニティライフを過ごし、産後決して一人で頑張るのではなく、完璧主義という鎧を捨て、周りのいろんな人を頼り、みんなで赤ちゃんを育てていく未来を創っていけるための本です。
さあ、心の準備はできましたか。早速始めていきましょう。
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