落ち込まない技術

　でも、できれば、落ち込まずに生きていきたいですよね。

　同じような状況に陥っても、明るく過ごせる人と、ふさぎ込んでしまう人に分かれるのは、物事に対するとらえ方が、人によって異なるからです。

　人生を楽しく生きるか、それとも悲しみに暮れて生きるのかは、自分の考え方やとらえ方次第。
　考え方を変えるだけで、人生は大きく変わります。

　本書では、落ち込まないための考え方や物事のとらえ方を、どんな人にもわかりやすく解説しています。読むだけで、元気になるヒントが満載です。

◆本書はこんな人におすすめです。
・落ち込みにくい体質になりたい人
・物事を、つい悪いほうに受けとめてしまいがちな人
・家事や育児、介護などに追われ、「自分の人生を生きていないかも…」と感じている人
・読むだけでセラピーになるような本がほしい人
・考え方をガラッと変えたい人

　本書を読むことで、落ち込みにくくなり、気持ちが沈んだときにもすぐに立ち直ることができるようになります。

　人生は、何歳からでも変えることができるものです。
　本書を通じて、もっと自由に、もっと楽しく生きるヒントを身につけましょう。

●目次
はじめに

落ち込むことは悪いことではない
　●落ち込むのは、自分の理想と現実にギャップがあるから
　●落ち込むところから「自分が成長する伸びしろ」に気づける
　●落ち込む自分に落ち込まない
大変なときほど、ひとりで抱え込まない
　●人に相談することで、解決に向かっていける
　●ひとりで抱え込まない環境をつくる
　●継続するためにも、自分の大事なものをひとつは握っておく
「大変なときでも続けたいこと」をひとつ持っておく
　●介護中にも手放さない、大事なものを決める
　●予測できないときほど、柔軟さが必要
　●いまのステージに合わせて、時間とエネルギーの配分を変える
自分を客観的に見ることで、落ち込みにくくなる
　●明日人生が終わるとしたら…？
　●いままでとは違う目線で自分を見てみる
言葉を変えて、発想を切り替えていく
　●自分の考え方や言葉が変わると、自分もまわりもラクになる
思考をしばる言葉を使っていませんか？
　●自分の言葉で人生をしばらない
　●言葉が変わると人生も変わる
大変な状態の「いま」だけを見ていると落ち込みやすくなる
　●落ち込む人と落ち込まない人は、見ている視点が違う
　●つらい「いま」ではなく、「未来」に目を向ける
仕事は社会とのつながり
　●どこでもできる仕事を持つ
　●オンラインを使えるようになる
三日坊主は素晴らしい！
　●「３日しかできない」ではなく、「３日間できる」というほうに目を向ける
人のせいにしない
　●大変ななかでも、できることを探す
　●期待と違っても、いいところに目を向ける
　●自分で選んだことを「よかったこと」にする
落ち込まない習慣をとり入れる
　●朝・昼・晩にできる、身体と心にいい習慣を見つける
小動物と触れ合うことで癒される
　●ペットを飼っている人は落ち込みにくい
　●ペットのお世話も、癒しにつながっている
　●「心配」は「祈り」に変える
落ち込まない技術を習得する
　●メンタルを柔軟にする
１　自分を俯瞰してみる
　●自分を客観視するための方法を身につける
　●相手の目線から物事を見てみる
　●鏡に映る笑顔の自分を見ると、気持ちが明るくなる
　●外に意識を向けられる人は落ち込みにくくなる
　●ほかの人から見た自分を知る
２　そのままの自分を受け入れる
　●俯瞰して見た自分をそのまま受けとめる
　●ステップを小さくして、成功体験をつくる
３　感情のコントロール
　●自分のご機嫌をとる
　●視線を上げて、姿勢を伸ばしながら考える
　●身体を動かして、右脳を使う
　●悪いことからいいことに視点を変える
落ち込んだ気分をすぐに変えられるワーク
　●言葉を変えるだけでも大きな気づきと変化が生まれる
　●落ち込みやすい人は、ネガティブ言葉を無意識に使っている
　●自分の口グセをいい言葉に言い換えていく

おわりに

●プロフィール
冨田由起子(とみた・ゆきこ)

　一般社団法人ライフステージサポートアカデミー　理事長

　11年間、外資系航空会社で客室乗務員として勤務後、2003年にビジネスマナー講師として起業。「参加者に行動して結果を出していただきたい」という思いからコーチングを学び、大手コーチ育成機関のトレーナーとして、３年間でのべ5,700人をサポート。さらに企業研修や大学などの研修・ＯＪＴを実施し、コーチングを軸に、中長期での行動変容を何より第一に据えて関わる。
　自身の大病を機に、同じ志の仲間を募り、コーチングをとり入れた一般社団法人を設立。講師・コーチの育成とクライアントさんの副業・起業のサポートをしながら、自身のライフイベント（介護・大病・熊本地震など）と共に、クライアントさんのライフイベント（出産・育児・介護）に寄り添いながら前に進む。

　大病を患う前は、がんばることに一生懸命で、孤軍奮闘し続けた結果、身体が悲鳴をあげてしまったが、病を期に、自分自身と向き合ったことが、大きく価値観が変わる転機となる。

　以後は、女性がライフステージに合わせてしなやかに進むことの大切さを提唱し、同じように働く女性が、がんばりすぎて体調を崩してしまわないよう、仲間づくりに邁進。ライフイベントであきらめている人、やりたいことが思うように進まない人、これまで、家族重視でやりたいことを控えている女性のサポートに尽力する。

「女性は男性と違って、楽しくしなやかに進んでいくことがとても重要」という考えから、自分を知り、仲間を創り、楽しみながら共に進んでいくことで、笑顔あふれる世界づくりに力を入れている。

　また、コロナ禍前からオンラインビジネスへ移行し、コーチング・商品作成やセールス・集客のサポートを行っており、自身のクライアントであるコーチや講師も、続々とオンラインで活躍中。
「がんばる女性を応援する！」をモットーに、人生100年時代を「しなやかに」、ビジネスも人生も楽しみながら進む女性がさらに増え、笑顔あふれる世の中を目指している。

　著書に電子書籍『講師力』（Ａｍａｚｏｎで７部門１位）がある。

●実績・経歴
・大手コーチ育成機関元トレーナー
・米国プロファイリング社　戦略的ビジネスパートナー
・旧一般社団法人 日本キャリア・マナーサポートコーチング協会 理事長
●実績・経歴
・大手コーチ育成機関元トレーナー
・米国プロファイリング社　戦略的ビジネスパートナー
・旧一般社団法人 日本キャリア・マナーサポートコーチング協会 理事長